2008年4月1日(3月31日深夜)の「その 新しいはじまりに…」でアニメ版「ARIA」3部作が完結しました。コミック版も12巻(「AQUA」も含めると全14冊)で完結した直後であり、「ARIA」の何もかもが終わってしまったようで、残念です。いつまでも、このまま続いていけばいいのに…(なぜだか、きっと続くと思っていたのに…)と、まるで「ARIA」の主人公灯里やアリシアのような心境であることに気づいてちょとびっくりしてしまいました。
「ARIA」は天野こずえの同名コミックが原作(単行本が累計400万部というベストセラー)で、コミックの完成度も高いですが、私にとっての「ARIA」はアニメ版の方です。監督の佐藤順一をはじめとするスタッフや声優の果たした役割も大きいですが、音楽が相当貢献しているのではないかと思います。サントラはショーロクラブ(Choro Club)や妹尾武の実力派による単体で聴いても癒される名曲群ですし、テーマソングもラウンドテーブル(Round Table)や新居昭乃ら作品のイメージにぴったりのシンガーが歌う名曲ぞろい。オフィシャルサントラだけでなく、ピアノコレクションやボーカルソング集など、周辺作品が多数リリースされていますが、どれも質の高い作品ばかりです。
低予算のせいかアニメというより「時々動く紙芝居」というくらいに、1枚の絵でズームとかパンで動きをつくったりしている部分も多いのですが、原作のコンセプトやストーリー、キャラクター設定を見事にアニメ化した奇跡的な作品だと思っています。ものすごくアニメ好きというわけでもないのですが、私の中では「1stガンダム」「Zガンダム」「ガンダムseed」「ルパン三世カリオストロの城」「未来少年コナン」「新世紀エヴァンゲリオン」を超える存在になりました。
3rdシーズン(The Origination)のDVDのリリースも4月から始まるので、改めて1stシーズンから順番にDVDで楽しみたいと思います。
そして、4月7日は、六本木STB139で、ショーロクラブのライブです!