ページェントの中嶋一晃率いる浪漫座が12年ぶりに活動を再開し、ページェントのセルフ・トリビュート・ライブを行うということで、2013年6月22日にメタルの聖地(ヴィジュアル系の聖地ということもある)東京・目黒のライブハウス鹿鳴館に出かけてまいりました。
この日のメインアクトは、元テラローザの赤尾和重が2011年に結成したハードロックバンド、クルベラブリンカで、オープニングアクトとして登場した浪漫座。今回のメンバーは、ギター・中嶋一晃、ヴォーカル・月本美香、フルート・千秋久子、 キーボード・渥美淑子、ベース・浜田勝徳、ドラム・村中暁生の布陣。実力派女性ボーカル(現マージュリッチのボーカル)が加入したこと、そしてフルートが正式メンバーに加入したことが、ページェントのトリビュートバンドとしては大きなポイントですね。そういえば1999年11月に宮武和広&大木理紗でページェントをやった時にもマージュリッチ(月本美香加入前)が参加していたような。何かと縁があるバンドです。
ライブは名作1stアルバムの曲順通り「螺鈿幻想」「ヴェクサシオン」で始まりました。これら名曲を生で聴けるだけでも涙もの。続く「人形地獄」の後は夜来香の3曲を挟んでハードなページェントを象徴する曲「木霊」。そしてお約束の「エピローグ」を経てアップテンポな「奈落の舞踏会」という感じで計9曲、1時間ほどのライブはあっという間でした。
印象的だったのはドラムの村中暁生。ほとんどの曲を歌いながら叩いてました。ページェント好きなんですね。
中嶋一晃氏のライブは、前回2011年のGO!MAN-ZAではページェントの曲をやりませんでしたし、2009年のGO TO HONG KONGでは男性ボーカルの森川健司(それはそれで悪くはなかったものの)、その前にさかのぼると2006年の「東方大ロマンス」リリース直後の浪漫座別館でひながボーカルのページェントを聴いて以来の女性ボーカルバージョンとなりました。
新メンバーでの初ライブで緊張もあったのだと思いますが、フルートやキーボードは前面に出してもらった方がよいと思いました。ぜひともこのまま活動を継続していただき、オリジナルをも凌駕するトリビュート・ライブを聴かせていただきたいものです。
メインアクトのクルベラブリンカ。こちらは2011年に出たミニアルバム、2013年に出たフルアルバムとも、ボーカルの赤尾和重が在籍したかつてのテラローザを彷彿とさせる力の入ったハードロック作品です。ライブは初体験でしたが、結成2年のバンドとは思えない、息の合ったプレイが魅力的ないいライブでした。ちなみに私が生まれて初めて見たロックのライブはテラローザの1989年3月渋谷エッグマンでの公演でして(ゲストが当時ページェントの永井博子=大木理紗だった)、赤尾和重を生で見たのがそれ以来24年ぶりでした(笑)。
新・浪漫座 初LIVE、何とか終了しました。|浪漫座Facebookページ(2013/6/13)
◇激突!歌姫:出会い頭の★Rock Show★クルベラブリンカ VS 浪漫座
出演:KRUBERABLINKA、浪漫座
日程:2013年6月22日(土)東京目黒 鹿鳴館
7月 6日(土)大阪東心斎橋 soma(ソーマ)
◇浪漫座セットリスト(6/23)
1.螺鈿幻想
2.ヴェクサシオン
3.人形地獄
4.奇麗な人たち(夜来香)
5.遠い約束(夜来香)
6.うつむく女(夜来香)
7.木霊
8.エピローグ
9.奈落の舞踏会
◇浪漫座メンバー
中嶋一晃(G)
月本美香(Vo)
千秋久子(Fl)
渥美じょんたま淑子(Kb)
浜田勝徳(B)
村中ろまん暁生(Dr)
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クルベラブリンカ(Kruberablinka) Facebook
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以下は大阪公演を前に、鹿鳴館のライブから構成したPVです。
以下は、オリジナルのページェントのライブ映像で「木霊 including "James and cold gun"」です。