PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢 @森アーツセンターギャラリー

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六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで始まった「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢」を観てきました。
 
ラファエル前派と言えば、フループやジョン・レンボーン、ジェラルド、夢幻などがジャケットに採用したり、専門誌のMarqueeがしばしば表紙に使っていたりしてましたので、プログレファンにはお馴染みの芸術運動かと思います。あとキッシングスペルの発掘音源集などでもいくつかありますね。
 
美術の教科書に載るほどでもないので、一般的にはさほど知名度はないと思いますが、それでも30年前にはほとんどなかった日本語の画集や解説書が今では多数揃ってますし、ロセッティやミレイ、バーン=ジョーンズらの個展も開かれるようになっているので、徐々に認知度が上がっているのかもしれません。
 
今回の展示は、ロセッティ「プロセルピナ」やミレイ「オフィーリア」をはじめ代表的作品72点で、ラファエル前派の全体像を俯瞰できるようになっています。
 
ちょっと面白かったのは、人物相関図の展示。ラファエル前派の若き芸術家たちは、モデルの女性を取り合ったり、仲間の妻と不倫関係を持ったりとなかなか複雑です。半分冷やかし気味に(?)相関図がパネルで描かれていて興味深かったです。
 
ほぼ同時期に三菱一号館美術館で「ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860-1900」が開催中です。唯美主義はラファエル前派の意を直接間接に継承する運動と言え、重なる画家も多くいます。こちらにも足を運んでみようと思います。
 
会期:2014年1月25日(土)~4月6日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ)
 
会期:2014年1月30日(木)~5月6日(火)
会場:三菱一号館美術館
 
 
 
◇ラファエル前派の絵画をジャケットに採用したプログレ関連作
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Fruupp / Modern Masquerades
 
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John Renbourn / A Maid in Bedlam
 
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Gerard / 虚実の城
 
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夢幻 / 過ぎ去りし王国の王女
 
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Mellow Candle / The Virgin Prophet
 
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Midwinter / The Waters of Sweet Sorrow
 
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