B級プログレとしてプログレファンからは相手にされなかったものの、90年代にレアグルーヴとして突如注目を集めたコルテックス(CORTEX)を再発売したのがフランスのPULPFLAVOR傘下のDAREDAREであります。そのDAREDARE、コルテックス以外にもなかなか渋い作品をCD化していまして、そのキャンディアス(CANDEIAS)もそのひとつ。
キャンディアスはアルゼンチンのギタリスト、アグスティン・ペレイラ・ルセーナ(Agustin Pereyra Lucena)が在籍していたグループ。高い演奏技術に支えられた洗練された音楽で、アグスティン参加作品として有名ですが、作曲はすべてピアノのギジェルモ・レウテル。そして聴きどころはなんと言っても全編にわたって大活躍のフルートでしょう。Ruben Izzarualdeという奏者なのですが有名な人なのでしょうか?
全体としてはソフトなジャズボッサという感じなのでタイプは違いますが、ECM系を聴いているのとおんなじような安らかな気持ちになる音楽です。