チャーリー・ガルシア(Charly Garcia)は、リト・ヴイターレと並んでアルゼンチンを代表するプログレ系アーティスト。70年代からスィ・ヘネリス(Sui Generis)、ラ・マキナ(La Maquina)、Porsuigieco(読めない)、セル・ヒラン(Seru Giran)などの重要プログレバンドを率い、多数の傑作を生み出しています。80年代以降は本格的なソロ活動を展開しており、おそらく20枚くらいはソロアルバムをリリースしているようです。
で、チャーリー・ガルシアのプログレ系アーティストとしてのスタートとなったのがスィ・ヘネリス。ライヴもいろいろ出てますがスタジオアルバムとしては最後の作品となる1975年発表の3rd「Pequenas anecdotas sobre las instituciones」が代表作とされているようです。素朴なフォーク調の曲が途中からブ厚いキーボードで突然シンフォニックになったりと、ちょっと忙しい展開という気もしなくはないですが、その辺がプログレファンに受ける要素でしょう。優しげなボーカルも魅力のひとつ。アルゼンチンのプログレのもっとも良いサンプルのひとつです。