PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

日本のプログレの最高峰ミスター・シリウスが紙ジャケ再発売

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日本のプログレの最高峰と言っても過言ではないミスター・シリウスの衝撃のデビュー作「バレン・ドリーム」ほか3作品が10/25に紙ジャケ再発されます。メイドインジャパン/ネクサス25周年記念復刻シリーズの第6弾になるわけですが、今回は特典として未発表音源からなるCD(2種類あり店により異なる)が付くほか、傘屋ドットコム限定のメンバーサイン入りセット(すでに完売)やディスクユニオンの専用化粧箱などファン垂涎の再発となっています。言うまでもなく、LP、EP、過去再発されたCDなどすべて所有しておりますが、特典CD欲しさに2セット購入予定です。

ミスター・シリウスというと、リーダーでフルート他の宮武和広とボーカルの永井博子大木理紗)の2人が全盛期のページェントと重なるのですが、このメンバーも重複する同時期に活躍した、まったく異質の2バンドが日本のプログレの頂点を極める2バンドであるということが、この2人が日本のプログレ界においていかに重要な人物であるかを示しているのでしょう。「バレン・ドリーム」には清水義央、大谷レイヴン、小川文明プログレの重鎮も参加しており、難波弘之はこのアルバムを裏プログレベスト1と評価しています。

ミスター・シリウスは、メタプログレ的(つまりプログレをパロっている)のが大きな魅力のひとつで、それをまじめくさってやっているスタジオアルバムも本当に魅力的ですが、まじめなプログレのパロディを「お笑い」に昇華させた素晴らしいライブバンドでもあります。残念ながら私は全盛期のライブを実際に見ることはできませんでしたが、今回再発されるライブアルバム「インクレディブル・ライブ・ツアー」でそらが十二分に堪能できます。2種類の特典CDにも未発表ライブが収録されるようなので、それはそれは楽しみにしています。本当を言うと、音質や画質など少々悪くてもいいから、ライブをバシバシリリースして欲しいものです。