ジャズやロックで使われるフルートが好きなので、スピリチュアルジャズとか、27歳で夭逝したジャズフルーティスト唯一のアルバム、などという宣伝文句にも煽られなんとなく手にした一枚がアデル・セバスチャン(Adele Sebastian)が1981年にアメリカ西海岸のスピリチュアルジャズ専門レーベルのニンバス(Numbus)に遺したアルバム「デザート・フェアリー・プリンセス(Desert Fairy Princess)」。勝手に難解(というかスピリチュアルというくらいだから深淵)なものをイメージしていましたが、ピアノとマリンバ、ときおりコーラスやボーカルも入った、とても聴きやすく親しみやすい作品でした。カフェでもかかってそうなイージーリスニング風というか、そんな感じですが、それも決して悪い意味でなく。
レーベルのニンバスについて詳しく知りませんが、deep jazz experienceによるニンバスレーベル紹介中にある、この作品のレビューによれば、「Nimbus作品としては珍しく爽やかな作品」とのことですので、他の作品はもっとスピリチュアル(ってどんなのだろ)なのかもしれません。