サックス奏者のチャーリー・マリアーノ(Charlie Mariano)の1976年作「Helen 12 Trees」。参加メンバーは、ヴァイオリンがズビグニエフ・ザイフェルト(Zbigniew Seifert)、キーボードがヤン・ハマー(Jan Hammer)、ベースがジャック・ブルース(Jack Bruce)、ドラムがジョン・マーシャル(John Marshall)と、なんともすごすぎなメンバーで、一流ミュージシャンによる緊張感あふれるスリリングな演奏が聴きどころ。呪術的な妖しいナンバー「PARVATI'S DANCE」、フルートとヴァイオリンの競演が美しい「SLEEP,MY LOVE」など楽曲は多彩ですが、ヴァイオリンとエレピをはじめとするキーボード群の活躍で、シンフォニックプログレファンにも大いにアピールする内容になっています。