PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好きです。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌を集めてたり。最近は和モノAORやアイドルもよく聴いてます。twitter: @ProgRockAddict

ジェネシス3rd「NURSERY CRYME」

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引き続き「Genesis 1970-1975」を聴いています。今日は、フィル・コリンズとスティーヴ・ハケット加入後の最初の作品として1971年にリリースされた3rdアルバム「NURSERY CRYME(邦題:怪奇骨董音楽箱)」。このアルバム以降の同じメンバーによる4作は甲乙つけがたい傑作揃いですが、ジェネシスの本領がフルに発揮された最初のアルバムという意味での記念碑的作品でもあります。ライブ映像などを見ると、奇抜なかぶりものである意味キモいとさえいえるピーター・ガブリエルばかりが目立ちますが、演奏面ではスティーヴ・ハケットのギターとトニー・バンクスのキーボードがやはり特色ではないかと思います。ピーター・ガブリエルのボーカルスタイルや奇抜なファッションに負けず劣らずの多彩な音色のギターとキーボードと、これまた変態なアレンジが、中毒的な魅力になっています。イントロの印象的な「Musical Box」に始まり、後半の激しいアレンジがすばらしい「The Fountain of Salmacis」などほんとに名曲ですね。

プログレの世界では「ジェネシスタイプ」と言って通じるくらいの後に多くのフォロワーを生んだジェネシスですが、実はよくある構築美や単に甘いだけのロマンティシズムとは一線を画していて、曲がどのように作られ、アレンジやレコーディングがどう進められていったのかも興味深いですが、計算づくでは生まれない、かといって即興でもない、本当に奇跡的な絶妙なバランスの上に成り立っている名作ではないかと思います。

<収録曲>
1.Musical Box
2.For Absent Friends
3.Return of the Giant Hogweed
4.Seven Stones
5.Harold the Barrel
6.Harlequin
7.The Fountain of Salmacis

<メンバー>
PETER GABRIEL(Vo)
STEVE HACKETT(G)
TONY BANKS(Kb)
MICHAEL RUTHERFORD(B)
PHIL COLLINS(Dr)