ハンガリーのソラリス(Solaris)と言うとピコピコシンセ+ソリッドなメタル風ギターで、いま聴くと洗練度もいまいちで時代を感じさせなくもないですが、80年代のプログレの名作であることは間違いないと思われます。少なくとも私個人的にはかなり好きです。
さてそのソラリスのメンバーでフルーティストのコラー・アティラ(KOLLAR ATTILA)ですがソロプロジェクトであるMUSICAL WITCHCRAFTも今回の「Zsoltarok Es Filmzene」で3作目。本作は途中から曲間に拍手が入るので後半はライヴなのかな?肝心の音の方は、ソラリスの入魂のコンセプトアルバムと比べても、まるで方向の違うある意味牧歌的でさえあるフォーク調サウンドでびっくり。ソラリスを期待しようものなら100%裏切られてしまいます。1stや2ndも持っているはずだけどこんなんだったかなあ。正直評価に迷う。ってか、元ソラリスじゃなきゃ興味ないかも。