PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

ロックフルーティストの真髄ミスター・シリウス

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ロックフルーティストというと普通違和感あるかもしれませんが、プログレにおいては珍しくもなんともなく、メジャーなバンドにもフルートの名曲は多数あります。キングクリムゾン(KING CRIMSON)1stの「風に語りて(Talk To The Wind)」のイアン・マクドナルド(Ian Macdonald)のインプロヴィゼーションは数あるフルート入りロックの中でも敢然と輝く名曲中の名曲でしょう。

ほかにもキャメル(CAMEL)、フォーカス(FOCUS)、ジェスロタル(JETHRO TULL)などフルーティストが活躍するバンドはいろいろありますね。地味めなところで、ハンガリーのソラリス(SOLARIS)「火星年代記」や、同バンドのフルーティスト、コラー・アティラ(KOLLAR ATTILA)のソロアルバムなんかもフルートロックの名盤というにふさわしいですね。

ここ日本でも、ミスター・シリウス(MR.SIRIUS)やページェント(PAGENAT)で宮武和広氏の名演奏を聞くことが出来ます。宮武参加作品中では、ミスター・シリウスではプログレのすべてのエッセンスが凝縮されたプログレ史に残る名作「Barren Dream」と漫談入りライブアルバム「Incredible Tour」、ページェントでは1st「螺鈿幻想」の3枚がもっとも好きです。発表当時日本プログレ界の代表メンバーを結集して作られた夢幻の2nd「レダと白鳥」でも最高のパフォーマンスを堪能できます。最近の音楽活動があまり聞かれないのが残念ではあります。