イスラエルのプログレというとピカイチはおそらくSHESHETで、イスラエルのアラン・ソレンティと言われるShlomo GronichのNO NAMESあたりがそれに次ぐ感じ。んで、両者の共通点が、フルート奏者のSHEM TOV LEVYです。
1975年のNO NAME、1977年のSHESHETから30年以上を経てSHEM TOV LEVYが参加したのがサンヘドリン(Sanhedrin)の2011年作「Ever After」です。SHEM TOV LEVYのフルート入り、柔らかなシンセがある種懐かしくもたいへん洗練された美しい楽曲群。日本のKENSOを思わせる、というかフォーカス、キャメルとかソラリスとなどとも比肩し得る(影響受けてるかも)絶品です。
偏見は良くないですが、プログレの名産地というわけではないイスラエルにしては、辺境色も中東色もないソフィスティケイトされた正統派ヨーロピアン(というよりブリティッシュかも)プログレ作品だと思います。
SHEM TOV LEVYの活動がSHESHET以降30年以上空白というはずはないので、もっとたくさんの作品にかかわっている可能性もありますね(調査不足、乞う情報)。