筋肉少女帯の評価は難しいと思いますが、個人的には三柴江戸蔵(エディ)在籍時が最も好きな時代で、アルバムで言うとメジャーデビュー作である「仏陀L」続く2nd(ミニ)アルバム「SISTER STRAWBERRY」の2枚、さらにあえて1枚と言うならばギターに横関敦が参加した1988年12月リリースのミニアルバム「SISTER STRAWBERRY」こそが筋少の最高傑作ではないかと今でも思っています。
収録曲は「マタンゴ」「キノコパワー」「夜歩く」「日本の米」「ララミー」「いくじなし」のわずか6曲ですが、大槻ケンヂのボーカルと歌詞のアクの強ささえ薄まる三柴江戸蔵のピアノと横関敦のギターが奇跡的に調和した、この世のものとも思えぬおぞましいアルバムに仕上がっています。イロモノ的な扱いを受けて何かと損な感じもしますが、日本のロック史上に敢然と輝く超名作であることは間違いないと思います。なぜか長らく入手困難だったのですが「仏陀L」ほか他の初期作品とともに再発売ということで、再評価のいい機会ではないかと思います。
ここ数日通勤電車でこのアルバムを聴くようにしているのですが、きのこぱっわー、きのこぱっわー、と、思わず口ずさんでしまいますね。