PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

KENSO COMPLETE BOXをリーダー自ら売る会@シルエレ

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KENSOのボックスセット「KENSO COMPLETE BOX」をリーダー清水義央氏が自ら売る会が12/30(日)11:30よりプログレの殿堂、吉祥寺・シルバーエレファントにて開催されました。他では聞けない音源、今後も見られないであろう小口健一のドラムによるライブ、来場者限定特典としてライナーノーツボツ原稿「サイン付 葬られた文章」(=写真)など盛りだくさんで、ボックスセット代込37,350円の元は取れました。
 
ボックスセットは12/26にリリースされた、CD全11タイトル(計12枚)+ボーナスCD(1枚)+ボーナスDVD(1枚)の豪華全14枚組 紙ジャケット仕様/高音質CD(SHM-CD)/最新デジタル・リマスタリング音源/豪華ブックレット付き/豪華特製収納BOX仕様 完全限定プレス盤/シリアル・ナンバー入り(説明が長い!)で、定価も36,750円という超豪華セット(詳細)。
 
KENSOの作品は全部持ってますし、特にキングからの3rd、IN CONCERT、夢の丘は昨年「PROGRESSIVE ROCK LEGEND PAPER SLEEVE COLLECTION」でリマスター版がリリースされたばかり(この3枚だけで8000円の投資)ですが、これはこれで借金してでも買わねばなりますまい。
 
そして、リーダー自ら売る会ということで、アマゾンでは7240円引きの29510円(12/31現在)で売られていようが、ディスクユニオンでは本編には未収録のライブ音源「精神の自由(LIVE'83)」が特典として付いていようが、これはこれで行かねばなりますまい。
 
想定以上の来場者数ということで「自ら売る会」は実現しなかったものの、希少音源を清水氏自らの解説で聴けたり、山本治彦、三枝俊治、小口健一らとの数曲ライブ演奏もあったりで、予定時間を大幅に超える充実ぶり。最後はなんと、シルエレの地下からの階段に4人が並んで来場者をお見送りするという演出付きで楽しめました。
 
個人的には、宮武和広の声によるKENSO作品批評と小口健一ドラムの空に光るライブ演奏がツボ。宮武氏の声による批評は、清水氏がスパルタのラフミックスを宮武氏に送付したところ、それをBGMにして宮武氏が声で「これは素晴らしい」とか批評しているもの。爆笑ものです。KENSO 3rdの宮武和広・大谷レイブンバージョンもあるらしい。ライブでのサプライズは、キーボードの小口健一ドラムソロに続き、小口ドラムのまま「空に光る」に突入。途中で山本治彦氏と交代し1曲で2度おいしい、そして公式ライブではたぶん2度と見られないであろう編成で、面白かったです。
 
◇セットリスト(記憶頼りなので抜け漏れあり)
・慶大文学部講義「非日常への扉 プログレッシブロック」使用音源 
 (70年代の歌謡曲とプログレを交互に繋いだもの)
・KENSOメドレー(清水義央ピアノソロ、ライブ)
・「LOVE BROKE WOMAN」(ハードロック時代のKENSOの曲)
・「裸電球の下で会話を」(清水義央の四畳半フォーク)
・山本治彦デモ 高校生時代の宅録作品(テクニカルなジャズロック風)
・山本治彦デモ コンテスト応募作品(プログレを意識した曲)
・清水、山本、佐橋による歌謡曲カラオケ
・ピノキオ(小口健一がかつてやっていたUK風?プログレバンド)の曲
・宮武和広によるスパルタへのボイスメッセージ
 (「スパルタ」ラフミックスをバックに宮武和弘が声で批評したもの)
ライブ
・A Single Moment Of Life 三枝俊治ベースソロ
・小口健一ドラムソロ
・空に光る 
 清水義央(Kb)、山本治彦(Kb)、三枝俊治(B)、小口健一(Dr)
 ~清水義央(Kb)、小口健一(Kb)、三枝俊治(B)、山本治彦(Dr)
 
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