19日に渋谷のライブハウスRUIDO K2にて行われたスターレス(STARLESS)のライブに行ってまいりました。
ステージなどほとんど見えないB1のホールに下りる階段にまで人が溢れるほどの盛況ぶり(というか、チケット売りすぎ)で、その意外な人気のほどを見せ付けた形となりました。開演まぎわに入った私も当然ほとんどステージは見えませんでした。
ボーカル以外はオリジナルメンバーでの再結成で、オープニングの「銀の翼」を聞いたときには涙が出そうなほど感動してしまいました・・・。安定した演奏には余裕さえ感じられ(とくに大久保、堀江)、ボーカルの荒木真為(SIEGFRIED)も実力的に十二分な上にスターレスに合っていて、夏に発売されたライヴDVDと比較しても(オリジナルのライヴには行ったことがないので)、むしろ今のほうが良いのではないか、と思えるくらいのすばらしいライブでした。
「今のシンセではチープな音が出ない」(大久保)とのことで、わざわざ中古のキーボードを集めてきたようですが、歌謡系様式美プログレならではのまさにチープな感じがよく出ていて、感激もひとしおでした。
ぜひともパーマネントなグループとして活動を続けていただき、ライブだけではなくスタジオアルバムなんかも作って欲しいと思います。歌謡系様式美プログレはアニメなどのタイアップで商業的な活動が受け入れられる土壌もある気がするので(美狂乱がアニメ主題歌やってるくらいだし)、がんばってほしいですね。
フォトCD付き(要らないが)の20周年記念再結成ライヴDVDが会場で売られていたので購入しました。
ところで本日のライブでもっとも印象に残ったのは、スターレスのライブ中ずっと携帯電話でマージャンゲームに興じていた男性客。スターレスのライヴ演奏をBGMに、満員のライブハウスでマージャンゲーム・・・。ジェラルドのファンだったんですかね。