オリジナル盤の市場価格は6桁とも言われ、「ムジカ・ロコムンド」でヨーロッパ産ブラジリアンサウンドの最高傑作とされているル・マスク(LES MASQUES)の「BRASILIAN SOUND」。あまり詳しくないので、この作品の特異性とかがわかりませんが、男女のコーラスが印象的ななとても聴き心地の良いラウンジミュージックで、大絶賛とはいかないまでも休日にゆったり聞くのにぴったりの音楽で、とても好印象なアルバムではあります。
もっとも最高傑作と絶賛される意味はちょっとわからず・・・。やはりプログレファンのような品性の低い人間にはオシャレサウンドの良さは分からないものなのでしょうか。
そもそもこのル・マスクに興味を持ったきっかけは「ムジカ・ロコムンド」で私の大好きなフランスのB級プログレバンド(いまやレアグルーヴとしての方が有名か)コルテックス(CORTEX)が「ル・マスクと並ぶオシャレ・フレンチ・ブラジリアン」として紹介されていたから。再発売元となったレーベルも同じDARE DAREだったということもあり。
「ムジカ・ロコムンド」はブラジル音楽のガイドブックなんですが、スィ・ヘネリスやアラスなどアルゼンチンのプログレバンドの作品も紹介されてますし、MPBというブラジルの歌もの(これ結構プログレファンにも響く気がします)の紹介などもあって重宝する本です。続巻もあります。