アニメファンには「機甲界ガリアン」の主題歌を手掛けたことなどで知られ、中森明菜ファンには異色作「不思議」を共同プロデュースしたことで知られるバンド、ユーロックス(EUROX)。、ギタリストの栗原務が知る人ぞ知るプログレバンド、グリーンの元メンバーだったことや、キーボードやヴァイオリンを多用したシンフォニックなアレンジのサウンド指向だったこともあり、一部のプログレファンからは高い支持を受けていたバンドです。井上大輔作曲のアニメのエンディングにふさわしいスローバラード「星の一秒」は、関根安里の縦横なバイオリンが美しい名曲で、私もかなり好きな曲です。
そのユーロックスが、活動休止以来約20年を経て再結成され、第一弾(第二弾もあるのかな?)となる作品としてセルフカバー曲集「Dig from The Past」をリリースしました。全8曲入りですが、「ガリアンワールド」「星の一秒」が、ボーカル日英2バージョン、インストバージョンの計3曲ずつ収録されており、実質的には4曲のミニアルバムです。他の2曲は、1984年にシングルでリリースされ、サントリーのCMにも採用された「COLDLINE」と、ミキハウスのCM曲でこれまでアルバム収録、シングル発売ともなかった「Come On and Say Hello」。さらに、「機甲界ガリアン」オープニングタイトル スペシャルディレクターズカット by 高橋良輔と「機甲界ガリアン」エンディングタイトル スペシャルディレクターズカット by 下山真吾を収録したDVD付きと、ファンには垂涎の作品集です。
公式なアナウンスはないようですが、新曲によるアルバム制作やライブ、旧作(といってもアルバム1枚ですが)の再発とかが期待されます。