PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

シブヤ系純粋培養のラウンドテーブルが新作アルバム発表

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かつてシブヤ系というジャンルの音楽がありまして、必ずしも音楽のスタイルを示したものでもなく、その定義はあいまいなのですが、、その代表グループとされていたフリッパーズギターやピチカートファイヴもいまはなく、もはや懐メロと化している感もありますが、デビュー以来ずっとシブヤ系のスタイルを保っているグループが、ラウンドテーブル(ROUND TABLE)なのです。北川勝利と伊藤利恵子によるデュオで、ボーカルにニノ(Nino)を据えたラウンドテーブル・フィーチャリング・ニノ(ROUND TABLE feat.Nino)が一応別ユニットとして存在します。ラウンドテーブル・フィーチャリング・ニノとしての3rdアルバム「Distance」を昨年末にリリースしたばかりですが、この4月にラウンドテーブルとしての4th「FRIDAY I'M IN LOVE」を発表しています。

ひさしぶりでも良くも悪くも変わらない、甘酸っぱいキラキラポップなアルバムで、とてもいい作品です。私がラウンドテーブルに出会ったのは、2003年リリースの前作「Big Wave Sunset」の発売に合わせてタワーレコードかどっかでやったインストアライブだったと思いますが、それまでバンド名さえ知らなかったのに、一瞬音を聴いただけで大好きになってしまったのでした。その後、アニメ「アリア」の主題歌を手掛けていたりしてますます身近な存在となり、すっかり大ファンになってしまいました。

ラウンドテーブル・フィーチャリング・ニノとの差別化という意味では、中田ヤスタカのcapsuleとperfumeの違いみたいなもんかな、と思ってますがどんなもんでしょう。どっちも紛れもなく中田ヤスタカの作品なんだけど、perfumeはフロントのキャラクターが際立っているという、そんなイメージです。「Distance」もすごくいいアルバムで、こんな短期間に傑作2枚を楽しめて、ちょっと贅沢な感じもします。


"Friday I'm In Love" / Round Table|ヤマカミヒトミ日記(2009/4/8)同アルバムにsax&fluteで参加のヤマカヒトミのブログ
ROUND TABLE:『FRIDAY I'M IN LOVE』(HAPPINESS RECORDS/HRAD-00037)|WebVANDA『ソフトロックA to Z』音楽研究誌 VANDA 公式サイト