PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

KENSE OF 野獣Vision@吉祥寺SilverElephant

12月18日、本年最大の一大ロックページェント、KENSE OF 野獣Vision(=KENSO+SENSE OF WONDER+野獣王国+ExhiVision)@吉祥寺SilverElephantに行ってまいりました。ベーシスト永井敏己のセッションシリーズ「TOSHIMI SESSION」の今年最終回で、ゲストが難波弘之(kb)、清水義央(g)、小森啓資(dr)とプログレスーパースターの回となったのであります。清水・小森がKENSO、難波・小森がSOWと野獣王国、難波・永井がExhiVisionということで、4バンドあわせてKENS OF 野獣Visionというわけ。どうやら年1回?の定例ということも決定したらしく(清水氏はいやいや?)、来年以降また楽しみではありますが、第1回目となる今回もなかなか衝撃的な内容でした(いろんな意味で)。

曲目など恥ずかしながら細かく覚えてないのですが、SOWのナンバーからはアクアプラネットなど割とポップな曲が選ばれていましたが、これは清水氏のリクエストとのこと。これちょっと意外。ですが、もともとギターレスの曲として成り立っているところに清水氏のギターの絡みがなかなかかっこいかったです。KENSOの曲は、レコーディング中の新曲のほか清水氏のピアノによる氷島。ちょっとぎこちない感じのピアノでしたが、永井氏のベースによるメロディの演奏もよかったです。小森氏の難曲をキメたはいいが、それ以外のところではちょっとした手違いなどもあり、和やかながらも緊張感あふれるすばらしい演奏を堪能できました。

KENSOがリズム隊を探していたとき(20年前)、アフレイタスという千葉のバンドに永井というすごいベーシストがいると聞いたが千葉なので遠慮したのだが、実は永井氏は千葉在住ではなく、そして結局KENSOに加入した三枝氏は千葉在住だった話とか、面白かったです。ちょっと意外だったのは、永井氏の「VIENNAのCDはフリスビーやコースターにしてるんですよ」という発言。え~VIENNAでの活動に対して否定的なんだ・・・。日本のASIAとは言わないが、当時夢のスーパーグループと言われ、実際レベルも高くて好きなバンドだったんだが・・・。しかしその場ですかさず清水氏から塚本さんに言いつけちゃうよ、僕は彼と仲悪いから、20年前の話だけど、と本気かジョークかわからないつっこみが。

演奏ももちろんですが、プログレ内輪話なども盛り上がり、いろんな意味で楽しいライブでした