アイルランド出身のプログレバンド、フループ(FRUUPP)の4thアルバム「当世仮面舞踏会」がリマスター紙ジャケで再発(以前にも一度出ている)。
初期の素朴な感じもいいのでフループは全作品愛聴盤なんですが、イアン・マクドナルド(IAN MACDONALD)のプロデュースで一番洗練された仕上がりになったこの作品が一番好きです。テクニカルでも派手なシンフォニックな要素はなく、良くも悪くもヘタウマなのでしょうが、黄昏どきのような薄暗い感じと、ほのぼのした暖かさの同居するような、メロウな感じ?がたまらなくいいです。
自分の中では、かなり好きな一枚です。
最初に聞いたのはテイチクのブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・クラシック・シリーズで出たもの。廉価版でちゃちな造りでしたが、フループをはじめとしたDawnの名作群だけでなく、ケストレル、コーマス、ジョンジーなども同じシリーズで初CD化されたので、よくかんがえると貴重なシリーズでしたね。