PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

ジャン・パスカル・ボフォ「Carillons」

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ジャン・パスカル・ボフォ(Jean Pascal Boffo)は、2004年に8枚目のアルバムを出して以来ソロでの活動が伝わってきませんが(バンド KIROBO=未聴で2005年にアルバムリリースか)、1980年代から現在までコンスタントに活動を続けるフランスを代表するプログレミュージシャンの一人と言えるでしょう。

最近の作品はジャズやクラシックにも接近したシリアスな作風のものが多いですが、初期作品はファンタスティックかつロマンティックなギターインストアルバムとして高い完成度を誇っており、とくに2nd「Carillons」の出来は出色だと思います。ドラムは打ち込みですが、ボフォの甘いトーンのギターとシンフォニックなシンセのバッキングが、美しいアルバムジャケットにもある妖精の世界に誘うようです。数々の名作をリリースしているMUSEAの中でも、私にとってもっとも強く印象に残る一枚です。