2004年に衝撃的名作「Hopes and Fears」でデビューを飾ったKEANE(キーン)の2ndアルバムがついに発表されました。この手のバンドがたちまち世界的な人気を得たのはちょっと驚きではありましたが、すでにコールドプレイあたりでその土壌はできていたのか、火がついたらあっという間でしたね。ギターレスでピアノがリードを取る変則的な編成ながら、奏でるのはブリティッシュロックの王道を行くロマンティシズム溢れる曲ばかり。これでハマらないはずがない・・・。
そして2年。待望の2ndアルバム「Under The Iron Sea」は、1stのイメージを踏襲しつつ新たなチャレンジを感じさせる意欲作です。が、1stほどハマることができないんですね。なぜだろう。完成度が高くなりすぎて、あのぎゅっと胸を締めつけられるような、切ない感覚がちょっと後退したような・・・。ファンはわがままなもんですね。