不思議なディスクガイド「宇宙からの歌、宇宙への音」が4月にリットーミュージックより出版されていました。「宇宙っぽい」をテーマに300枚あまりの音源を紹介するもので、ロック、ジャズ、民俗音楽、テクノ・・・とジャンルは多彩。ジャーマンロック率かなり高し。それ以外のプログレも若干。スターボーも入ってます。ユリゲラーもあります。名前は知っているけど聴いたことはないアーティストも収録されてますが、民俗音楽などは名前さえ知らない人たちの作品も一杯あります。
レアフォークのアルバムを集めたフォークのディスクガイド風の「ラビリンス」という冗談御託本がありますが、この本もどうやらその類ではないか? 取って付けた様なチベット音楽保存会の人へのインタビューや、「宇宙開発史略年表」なんてのがよけい怪しいし。真に受けて一枚一枚順に聴いていったりしたら、たいへんなことになりそうな予感。でも、SUN RAとか聴いてみたいかも。
ガイドにROVOのアルバムは紹介がないのですが、ROVOの勝井祐二のインタビューが掲載されています。たしかにROVOは宇宙っぽい。
ところで関係ないと思いますが、版元のリットーミュージック会長でインプレスHDの社長、アスキーの創業メンバーでもある塚本慶一郎氏は、シンセマニアらしい。アスキー創業に至る西和彦氏との出会いが、お互いコンピュータとシンセが好きで意気投合したことだとか・・・。