スペインのシンフォニック・インストバンドTricantropusが、チリのレーベルMYLODONからデビュー作「Recuerdos del Futuro」をリリース。南米からは新しいバンドも次々出ており MYLODONも良質な作品をいろいろ出しているようですが、スペインのバンドまでデビューさせてしまうとは(経緯はよくわかりませんが、同じスペイン語圏だからいいのか?)。
で、このTricantropusがなかなかいいです。ワールドディスクのレビューでは「キャメル~ジェネシス系叙情派」などと紹介されていますが、同じスペインのイ・マン(IMAN CALIFATO INDEPENDIENTE)にも近いですね。ロングトーンの甘い音色のギターとシンセのアレンジが際立つ、かなりクリアで洗練されたメロディアスなシンフォニックロックを聴かせてくれます。強烈な個性とかオリジナリティ重視だとちょっと物足りなくはありますが、このくらい痒いところに手が届くというか、気持ちよくさせてくれるのであれば文句はありません。myspacetv.comにて3曲のPVが見られます。アルバムにも収録されていますが、なぜか「SAITAMA」なんて曲があります。日本との関係は?