フランスのギタリスト、キャサリン・デルガディーヨ(Catherine Delgadillo)の2007年リリースのデビューアルバム「Paradise Swamp」が、心地よいです。ワールドディスクの評で「初期のジャン・パスカル・ボフォとスティーヴ・モーズの中間を行くようなイメージ」とあるとおり、同じくフランスのプログレギタリスト、ジャン・パスカル・ボフォ(Jean Pascal Boffo)の初期の作風に近い、甘いギターが魅力のファンタスティックなプログレインスト作品です。ピアノがややチープ(これなら割り切りで打ち込みのほうがいい?)部分など、もう少ししっかり作りこんでほしいと思われる部分もなくはないですが、曲の親しみやすさと、ギターの音色が好みなので、結構いい感じです。アルバム収録時間が少々物足りないので、このままのイメージで早く2ndアルバムを出してほしいです。