最近(といっても結成が1992年だから活動暦ももう12年か、でもアルバムデビューが2000年なので)の日本のプログレバンドの中では、ピカ一の実力を誇ると思っているのがバイオリンの壺井彰久が率いるKBB。2枚のスタジオアルバムに続き、10月にライブアルバムを発表しました。昨年11月の吉祥寺シルバーエレファントのライブを収録したもので、何の気負いもなく自由に演奏しているのに、緊張感が途切れることなく続く好演となっています。
ロックバイオリニストというと、UKのエディ・ジョブソンやカーヴドエアのダリル・ウェイ、ZAOのディディエ・ロックウッド、日本ではアウターリミッツの川口貴などが思い浮かびますが、バイオリンが主役のロックバンドでこんなにダイナミックなかっこいい演奏を聴かせてくれるのはKBB以外に思いつきません。
プログレ活動暦20年以上の菅野詩郎(元ネガスフィア・魔法陣)筆頭にメンバーもベテラン・実力者揃いで、海外での評価が高いこともうなずけますね。今後の活動もますます楽しみです。
2006年1月21日に初台DOORSでライブがあるようです(なんと対バンがアインソフ!)。→詳細