ページェント(Pageant)の大ファンでありながら、ライヴを一度も見たことがなく、映像でもいいからぜひ見たいと願い続けて早十数年。ライヴ映像は、MADE IN JAPANからオムニバスのVHSが出ていて、これを長い間探し続けていたのですが、拝んだことさえもなく・・・。
そしてついに。
CD再発売の特典として「Chronicle 1986」「Chronicle 1988」がお目見えしたのです。
CD再発売の特典として「Chronicle 1986」「Chronicle 1988」がお目見えしたのです。
「Chronicle 1986」1986年4月6日 渋谷Eggman
・螺鈿幻想
・ヴェクサシオン
・セルロイドの空
・エピローグ
メンバー:中嶋一晃、永井博子(大木理紗)、宮武和広、長嶋伸行、引頭英明、林克彦
・螺鈿幻想
・ヴェクサシオン
・セルロイドの空
・エピローグ
メンバー:中嶋一晃、永井博子(大木理紗)、宮武和広、長嶋伸行、引頭英明、林克彦
「Chronicle 1988」1988年4月 渋谷Eggman
・海の詩
・ドリアン・グレイの肖像
・蜘蛛の館
メンバー:永井博子(大木理紗)、宮武和広、山田和彦、引頭英明、加島雄三、釜木茂
・海の詩
・ドリアン・グレイの肖像
・蜘蛛の館
メンバー:永井博子(大木理紗)、宮武和広、山田和彦、引頭英明、加島雄三、釜木茂
1986は中嶋、永井、宮武のページェント全盛期のメンバー構成で、4曲とも名盤中の名盤「螺鈿幻想」収録曲。演奏は実はベストとはいえないものの、ライブでしか味わえない笑えるおふざけパフォーマンスなどを映像で目の当たりにすると、自分は20年前の当時この空気を共有できなかったことが残念でなりません。「エピローグ」のライヴを聴いたときは涙が出そうになりました。
1988は中嶋脱退後の新生ページェントのライヴ。好き嫌いはあるでしょうが(私は好きです)、ライヴパフォーマンスはむしろ1986よりハイレベルで安定していて、純粋にライヴを楽しめます。螺鈿幻想のメンバーでアルバム一枚きりというのももちろん残念なことではありますが、このメンバーでももう少し長く活動を続けて欲しかったな、と思ったりもします。
どちらも特典DVDということで、それぞれ30分ほどの収録時間で曲も数曲を選んであるだけですが、当然フルバージョンのマスターがあるわけで、その辺をぜひちゃんと音も映像もリマスタリングして、MC部分も完全収録してDVD化してほしいものです。
MADE IN JAPANの紙ジャケ再発シリーズ、本当に素晴らしい企画だと思うのですが、特典DVDを店によって変えるのだけは本当に迷惑な話です。ワールドディスクとガーデンシェッドでは「Chronicle 1986」、ディスクユニオンでは「Chronicle 1988」と2種類あり、どうしても両方欲しい私は2セット購入したのでした・・・。
画質が悪く編集も不十分だからオマケくらいにしかならないという発想かどうかは知りませんが、画質が少々悪くたって、金払ってでも欲しいファンは多いはずだから(とくにページェントは)、DVDだけで発売してほしいもんです。