22日にさいたまスーパーアリーナで行われたラルク・アン・シエル(L'Arc~en~Ciel)の新作アルバム「KISS」にあわせたツアー「L'Arc~en~Ciel Tour 2007-2008 THEATER OF KISS」の初日公演に出かけてまいりました。
アルバム「KISS」は、80年代のニューウェイヴを思わせる翳りのあるロマンティシズムと、ストレートなロックの疾走感がバランスよくミックスされた、個人的にはここ数年のラルクのアルバムでは一番好きなアルバムです。ライブでもアルバム曲は全曲演奏。とくにシングルでスバルレガシーのCM曲でもある「MY HEART DRAWS A DREAM」はKENのギターソロからイントロにつながっていく演出もなかなかでした。
ただラルクのライブでいつも思うことですが、彼らのライブバンドとしての実力が存分に発揮されていないなあということと、ダークな面が前面に出てこないのが残念だなあということ。演奏以外の部分で凝った演出があるので、台本に縛られるのはやむをえないでしょうし、ライブなんでアップテンポな曲で盛り上がるのは当然かもしれませんが。