キクラテメンシス(Cichla temensis)のデビュー作となる6曲入りミニアルバム「another triangle」がリリースされています。メンバーは深沢晴奈(fl)、国分巧(b)、野口雅彦(dr)の3人で、ギタリスト脱退後メンバー補充を行わず、フルート+リズム隊という特異な編成で活動しているバンドです。
ミスター・シリウス(Mr.Sirius)をはじめて聴いたときの衝撃が大きく、たぶんそのせいだとおもうのですが、フルート入りロックが好きで、フルート入りというだけで手が伸びてしまいますが、さすがに、フロントがフルートのみ、というバンドは見たことがありません。
もっともアルバムではさすがに全曲フルート+リズム隊では聴くほうも飽きると思ったのか(演奏するほうもかも)シンセも多様されており、編成の特異さを強く意識することはあまりありません。シンセの音色なのかアレンジなのかはわからないですが、とってつけたようなというか、やや古めかしい感じもしなくもなく、工夫の余地はあるとは思いました。
ライブではどんな感じなのでしょうか。フルート+リズム隊で押しまくるとしたら、それはそれで聴いてみたい気もします。