イギリスの女性シンガー、ケリー・アリ(Kelli Ali)が2008年にリリースした3rdソロ「Rocking Horse」がかなりヤバいです。エスパーズ(ESPERS)級の現代フォークロックの至宝ともいえる名作アルバムに仕上がっており、ここんところこればかり聴いています。
エスパーズもそうですが、どこまで計算づくかはともかくとして、ややロリ声のボーカルも、フルートやヴァイオリンを中心としたシンプルながらもドリーミーな演奏も、すべてが勘所をよくとらえており、往年のフォークロックファンのツボを押しまくる、憎い演出です。プロデュースは、ヴァシュティ・ヴァニアンの35年ぶりの復活作を手掛けたマックス・リヒターということで、必然的な結果ですね。
ケリー・アリは、Sneaker Pimpsというバンドで活動しており、日本のビジュアル系バンドBUCK-TICKの元メンバーとのコラボで日本でもおなじみのシンガーらしいですが、バンド時代やこれまでの2枚のソロは今回の作品とは傾向が違うようです。
kelliali.com|公式サイト
Myspace
BUCK-TICK星野のdropz参加で話題を集めた元スニーカー・ピンプスのケリー・アリがソロ作をリリース|CD Journal(2009/3/1)
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