PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

ケリー・アリがヤバい

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イギリスの女性シンガー、ケリー・アリ(Kelli Ali)が2008年にリリースした3rdソロ「Rocking Horse」がかなりヤバいです。エスパーズ(ESPERS)級の現代フォークロックの至宝ともいえる名作アルバムに仕上がっており、ここんところこればかり聴いています。

エスパーズもそうですが、どこまで計算づくかはともかくとして、ややロリ声のボーカルも、フルートやヴァイオリンを中心としたシンプルながらもドリーミーな演奏も、すべてが勘所をよくとらえており、往年のフォークロックファンのツボを押しまくる、憎い演出です。プロデュースは、ヴァシュティ・ヴァニアンの35年ぶりの復活作を手掛けたマックス・リヒターということで、必然的な結果ですね。

ケリー・アリは、Sneaker Pimpsというバンドで活動しており、日本のビジュアル系バンドBUCK-TICKの元メンバーとのコラボで日本でもおなじみのシンガーらしいですが、バンド時代やこれまでの2枚のソロは今回の作品とは傾向が違うようです。