私の好きなアルゼンチンの女性歌手シルヴィーナ・ガレー(Silvina Garre)の新作「Trovas Rosarinas」がリリースされました。
私が最初に出会った作品、1995年の8th「Nuestro lenguaje sagrado」が感動的な名作だったので、新作を心待ちにしていたのですが、その後は長い沈黙期間に入ってしまいました。気になっていたものの、日本で得られるアルゼンチンの音楽情報て限られ、スペイン語が分からないとネットでの情報収集も限界があるので、いつしか忘れてそのままになっておりました。
しかし12年ぶりとなる9thアルバム「El Deseo」で2007年に復活。その後も08年に「Canciones sin Tiempo」、10年に「Mas que Loca」、12年に「Trovas Rosarinas」とコンスタントに新作をリリースしてくれるのはファンとしては嬉しい限りです。「Mas que Loca」(2010年)は、エレピや錆びた感じの音色のギターを多用したひところのギターポップ風(?)で新境地という感じもしますが、今年届けられた新作「Trovas Rosarinas」では、ピアノを中心に据えたアコースティックなアレンジで、シルヴィーナ・ガレーの憂いのある声でしっとりと歌い上げる感じの曲が多いです。「Mas que Loca」も悪くないですが、個人的にはシルヴィーナ・ガレーらしさが出ていて「Trovas Rosarinas」の方が好きですね。
地元ではライブもやっているようでYOUTUBEから最近のライブ映像を貼り付けておきます。ライブ見たいと思うんですが、来日することはないでしょうし、アルゼンチンに観に行くってこともないだろうから、一生見られないんだろうなあ。
silvinagarre.com.ar|公式サイト
アルゼンチンの感動ボーカル作品シルヴィーナ・ガレー|PROGRESSIVE ROCK ADDICT(2007/11/26)