PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好きです。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌を集めてたり。最近は和モノAORやアイドルもよく聴いてます。twitter: @ProgRockAddict

70年代の日本を代表するプログレバンド ムーンダンサー

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ストレンジ・デイズ・マスターピース100シリーズ「70年代日本のロック100」で70年代の日本を代表するロック(プログレという狭い範疇でなく)の1枚として選出されたムーンダンサー(MOON DANCER)の唯一のアルバム「ムーンダンサー」。

後にVOW WOWなどで活躍するキーボード奏者の厚見玲衣(当時は厚見麗)が前身バンドSIREN!(サイレン)をデビューに際して改名したのがムーンダンサーです。デビュー時弱冠21歳という厚見玲衣のほか、沢村拓(G)、下田展久(B)、佐藤芳樹(Dr)という布陣で1979年に1stアルバム「ムーンダンサー」を発表。同時にシングル「アラベスク/鏡の中の少女」もリリースし、アイドルバンド的な扱いでテレビ出演なども行っていたようです。

テレビ出演時の映像を見るとひらひら衣装の厚見玲衣がキーボードを弾きながら歌うシングル曲「アラベスク」ですが、ドラマティックで感動的な展開が、少女漫画趣味的でプログレの様式美と歌謡曲が融合した素晴らしい曲です。少女漫画趣味的というとあまりポジティブな評価に聞こえないかもしれませんが、褒めちぎってます。YOUTUBEに映像がありますが、曲が良いこともありますが、何度も何度も見ちゃうくらいかっこいいです。

アルバムの他の曲も、たとえばシングル「アラベスク」のB面曲でアルバムでは1曲目の「鏡の中の少女」はピアノのイントロが印象的でポップでハードなアニメの主題歌チックな展開(=褒めている)が素晴らしい佳曲ですし、7分以上の組曲「哀しみのキャンドル」などは過剰なドラマティックさがどこかイタリアンロックさえ思わせる出色の出来で、ここでももちろん厚見玲衣のキーボード群は大活躍です。まさに正々堂々のプログレサウンドで日本を代表するプログレ作品として恥じない内容だと思います。

もともと厚見玲衣の志向としては「イエスを母にレッドツェッペリンを父に持つハード・プログレッシヴ・ロック+ビートルズやスパークスのようなブリティッシュ・ポップを融合させたサウンド」だったとのことで、宿命的に一般受けも狙わなければならないアイドルバンドとしての「売り方」は、実はプログレとポップの融合はぴったりのお膳立てだったのかも、と思ったり。

しかしながら1stアルバムのセールスは振るわず、ミッキー・カーティスをプロデューサーに起用しての2ndアルバムも企画されたようですが、バンドは解散。厚見玲衣は、ギターの沢村拓とタキオンを結成するもののこちらもアルバム1枚を残すだけの短命に終わり、その後難波弘之のセンス・オヴ・ワンダーでプログレの名盤「真幻魔大戦」を残してVOW WOWに加入。以降グローバルな舞台で活躍するようになりますが、プログレからは遠ざかってしまったようで残念ではあります。

さてさて、そのムーンダンサーですが、なんと!「厚見玲衣 Plays MOON DANCER & TACHYON」としてライブを行うことが厚見玲衣の公式サイトで告知されています。ライブは2013/05/18(土) 19:00、会場は吉祥寺ROCK JOINT GBとのことで、既にe+にてチケット発売中です。

◇厚見玲衣 Plays MOON DANCER & TACHYON
厚見玲衣(Kb/Vo)、沢村拓(G/Vo)、下田展久(B)、Gregg Lee(B)、土屋敏寛(Dr)
日時:2013/05/18(土) 開場18:00/開演19:00
会場:吉祥寺ROCK JOINT GB
前売¥5600/当日¥6000 (Drink別) 
※整理番号順 自由席
e+限定販売 2013/01/05(土)10:00am~  ⇒ 詳細
問合せ:吉祥寺ROCK JOINT GB Tel:0422-23-3091

MOONDANCER|amazon.co.jp
Atsumic Rooster Organization|厚見玲衣公式サイト

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