PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

佐久間正英プロデュースのゼルダ(ZELDA)4th「C-ROCK WORK」

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佐久間正英プロデュースというと、グレイやジュディマリなどのJ-POPが有名ですが、一般的な知名度がそれほど高くない作品にも名作を多数遺しました。そのうちの一つがゼルダが1987年にリリースした4thアルバム「C-ROCK WORK」。
 
ゼルダは1979年に結成され1996年までロック界の一線で活躍した日本を代表するガールズロックバンドです。ゼルダはパンク~ニューウェーブ~ロック~ファンク・レゲエと、時期によって音楽性がずいぶん異なりますが、本作はパンク・ニューウェーブ期を含むロック期の最後の集大成といえる作品。
 
前作となるソニー移籍後第1弾・ムーライダーズ白井良明プロデュースの名作「空色帽子の日」で極めた独自の世界観をさらに洗練させています。前作で感じる漫画「アキラ」や映画「ブレードランナー」を思わせる近未来SFファンタジー風味は後退し、よりストレートなロック、バンド志向が強まっていると思います。3rdと並んでゼルダの全作の中でもっとも完成度の高い傑作といえるでしょう。
 
この後出るライブアルバム「Dancing Days」は楽曲はニューウェーブ時代のものながら、バンドとしてはファンク期に入りつつある頃で演奏もそうなっており、これはこれでこの時期の変化がうかがえる面白いアルバム。個人的には3rd「空色帽子の日」(85)を筆頭に、12インチで出た「黄金の時間」(86)、本作「C-ROCK WORK」(87)、「DANCING DAYS」(88)、までのちょうどソニー在籍時代がこのバンドの全盛期だったと思ってまして、今もでも繰り返し聴いているほど好きなバンド、作品なのです。
 
この「C-ROCK WORKS」を含むゼルダのソニー時代の作品を5CD+1DVDでまとめたボックスセットが、予約が一定数に達すると商品化されるという方式で昨春企画されまして、ちょっと時間かかりましたが予約枚数達成ということで商品化が決定しました。予約はしたものの商品化されるのか?と数か月間不安に過ごしていましたが、安心しました。発売は4月以降で、予約は今も受付中ですので、この機会にぜひ。
 
ゼルダ SONY MUSIC YEARS|SONY MUSIC オーダーメイドファクトリー
 
失われた名盤・『C-ROCK WORK』ZELDA|プログレッシブな日々(2007/6/8)
C-ROCK WORK /ZELDA|BASEMENT MELODY(2005/8/16)
memorial C-ROCK WORK|Bahai House Of Worship
 
 
 


ZELDA Dancing Days #11 浴ビル情

 
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