ハケットのジェネシス・トリビュート・ライブ「Genesis Revisited: Live At The Royal Albert Hall」

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2013年に来日公演も行ったスティーヴ・ハケットのジェネシス・トリビュート「GENESIS RIVISITED II」に伴うライブで、2013年リリースの「Live At Hammersmith」に続く第2弾「Live At The Royal Albert Hall」がリリースされました。

2013年10月のライブを収録したもので、主要メンバー、演奏曲は来日公演と大きくは変わりませんが、ジョン・ウェットンやロイネ・ストルトといった超大物ゲストを迎えて、150年の歴史を誇るロイヤルアルバートホールに8,000人（wikipedia記載のキャパ）の観客に向けたライブの映像ですから、スケールが違います（もっとも、600人クラスのチッタで見られた我々は幸運なのかもしれませんが）。

この種の懐メロビジネスには毀誉褒貶があり、イエスみたいにバンド名の継承権で仲違いしたり仲直りしたりの複雑なグループもあるし、オリジナルメンバーがかろうじているってだけで実質別バンドが単なるコピーを演奏するために来日したりというひどいケースもある中、個人的にはものすごく応援しているのがハケットのジェネシストリビュートです。活動休止期間がありつつもなんだかんだでジェネシス自体が継続しているために、ハケットがジェネシスを名乗れないのは当然ですが、プログレ時代のジェネシスを今に継承してきたのは言うまでもなくハケットであり、オリジナルメンバーでの再結成よりもずっとずっと馴染みがあるとさえ思います。

オリジナルのジェネシスを聴いていると、ガブリエルのボーカル無くしては、バンクスのキーボードがとか、ラザフォードのベースがとか、フィル・コリンズのドラムが（ボーカルが）とか、果てはアンソニー・フィリップスのギターこそがとかとか言いたくなる気持ちもなくはないですけど、それぞれのソロアルバムなんか聴いてても私の好きなジェネシスはハケットのジェネシスだなあって思います。

最近ちょっとないくらい、マストバイな感動的なライブ盤です！ちなみに本作は、2CD＋DVD（CDとDVDは曲は同じ）バージョンと、2CD＋2DVD＋BDの5枚組（CDとDVD1とBDは曲は同じで、オマケにインタビューDVDがついているもよう）バージョンといろいろあるので、よく吟味してお買い求めください！

そしてこのライブは今年も北欧や東欧も含むヨーロッパ各地を回り、年末はアメリカ・カナダの北米公演まで決まっており、世界中にこの素晴らしい演奏を届けてくれるようです。もう一回くらい日本に来てくれてもいいですね。

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◇収録曲（CDは2枚に分けて収録）

1. Dance On A Volcano

2. Dancing with the Moonlit Knight

3. Fly on a Windshield

4. Broadway Melody of 1974

5. Carpet Crawlers

6. Return Of The Giant Hogweed

7. The Musical Box

8. Horizons

9. Unquiet Slumbers for the Sleepers