PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

マーガレット・マギー Margret Maggie ライブ@シルバーエレファント

古楽プログレバンド、マーガレット・マギー(Margret Maggie)とアコーディオン&女性ボーカルがフロントのタイカ(Taika)が2014年8月8日、吉祥寺シルバーエレファントでライブを行いました。

 
まずは前半出演のMargret Maggieのライブレポートです。
 
マーガレット・マギーは、パズドラのCMやゲーム「進撃の巨人 反撃の翼」を手掛けたことで知名度も高まっています。プログレっぽい雰囲気はあってプログレファンからも支持されるサウンドながら、様式美としてのプログレとはいえないミクスチャーが売りでしょうか。CMに採用されるほどのキャッチーさもあり、古楽器を使ったバロック風アレンジを取り入れていながらも、同時にオリエンタリズムをも感じさせるという、ある種のポストロック的。
 
プログレバンドといいつつも、重厚長大な曲というよりは、親しみやすい短い曲の中でスリリングかつトリッキーな展開を楽しませてくれる系の曲が多く、1時間あまりの演奏時間で13曲を熱演。また、プログレバンドたるからには組曲に挑戦せねばならないとうことで、次のアルバムに向けて制作中という組曲の一部を披露してくれました。
 
ライブ後にリーダーでジェスロ・タル好きという大津丞治氏に話を聞きました。マーガレット・マギーの曲は、大津氏による作曲段階ではプログレを意識したものだそう。ただ、その後決してプログレ好きとは言えないメンバーのアイデアでプログレ的でないアレンジになっていくようで、そこが逆に面白いところだとのことでした。
 
自ら「古楽器でプログレ」と名乗り、シルエレでライブを開催するくらいですから、プログレファンを十二分に意識しているのでしょうが、今後はもっと大きな土俵で勝負できるバンドだと思います。
 
1.中世の秋
2.戯れ
3.魔女マギの家
4.ピエロと恋愛
5.錆び付いた機械文明
6.枯れ庭
7.大食漢よ出て行け
8.粉挽きの朝
9.嵐の食欲魔人
10.間引きの森
11.太平洋
12.フィリップ小心王
13.赤カブ品評会
 
Margret Maggie 公式facebooktwitter
Tsuguharu Otsu(G,whistle,Kb)
Yosuke Fukui(Vl,Vdg
Masaya Yamamoto(Dr,Per)
Hanana Hata(Kb,Pf)
Yutaro Horikiri(B)
 


Margaret Maggie「華麗なる野蛮人」「錆びついた機械文明」2013/1/6シルバーエレファントライブより