PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

「東京ロック・バー物語」名店11店のマスターへのインタビュー集

イメージ 1音楽好きとはいえ、何一つ楽器の出来ない私はミュージシャンになることはできないので、ロック・バーのマスターになろうと思っています。楽器ができないとミュージシャンになれないことはわかるのに、音楽の知識もたいしたことなく飲食店経営も接客も経験がなくてもロック・バーのマスターになれると勘違いする根拠は我ながら不明です。

 
2015年1月29日にシンコーミュージックから出た本「東京ロック・バー物語」は、有名ロックバー11店のマスターへのインタビュー集。日本のロック文化を今に伝える味わい深い話がいっぱい。千駄木のバー・イッシーのイッシーさんへのインタビューは「実践編:ロックバーへの道」とのタイトルどおり、実際にお店を開くまでの話をノウハウ仕立てで紹介してあります。ほかマスターも、ロックバー開店や経営の極意(?)的なフレーズがところどころにあって、ためになります。
 
プログレ関連の発言はあまりないのですが、
・中居克博さん(イート・ア・ピーチ)「だいたい年寄りは自分の好きな音楽しか聴かないもん。頭固いから。プログレならプログレだけで、ピンク・フロイドとELPだけ聴いて満足して帰っちゃう。もっといいのがあると言っても一切耳貸さない」
・伊藤和子さん(燃えサントラ&泣きロック酒場Bar&茶館 新橋人形の家)「メタル好きだけどプログレはダメ、逆にプログレ好きだけどメタルはダメって人も多くて、特に若い人はそのあたりの臨機応変さがないんですよ。年とれば、きっと大丈夫になるでしょうが。若いメタルの子はドリーム・シアターあたりが限界!あれ以上プログレになるとね、もうぜんぜんダメなんです」
と、プログレファンは年寄りも若者も嫌われているようです(笑)。
 
稲毛(千葉県)がありなら、まごころロック居酒屋ラウンドアバウト(神奈川)あたり入れたらよかったのに、とは思いましたが、第2弾とかもあるならぜひ!
 
<登場店舗>
イート・ア・ピーチ/トラブル・ピーチ(下北沢)
新宿Rock in Rolling Stone(新宿)※閉店
立ち飲み処 しょっと おかめ(秋葉原)
BIRD SONG CAFE(自由が丘)
Full House(稲毛)
B・Y・G(渋谷)
furacoco★rock(西荻窪)
Salongo(中野)
Bar Isshee(千駄木)
 
「東京ロック・バー物語」
和田静香・著 シンコーミュージック刊
価格1,500円(税別)
1月29日発売
ISBN:978-4-401-64035-5
 
 
新しい本です|著者・和田静香 ひぽこんコラム(2015/1/24)
 
東京ロック・バー物語

東京ロック・バー物語

  • 作者:和田靜香
  • 出版社/メーカー: シンコーミュージック
  • 発売日: 2015/01/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)