PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好きです。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌を集めてたり。最近は和モノAORやアイドルもよく聴いてます。twitter: @ProgRockAddict

シャッグスはテニスコーツのルーツなのか?

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1969年リリースのシャッグス(SHAGGS)の1st「PHILOSOPHY OF THE WORLD」が紙ジャケにて再発。

これを好きといえるのかどうかが、音楽の踏み絵というか、自分の音楽観を試されてるかのような、おそるべき存在感を示すアルバムです。というよりそんなことを言ってしまっていることがすでに相手に取り込まれている証拠であって、こんな取るに足らない、はっきり言って素人以下の音楽未満のモノと切って捨てるのが良識ある大人なのでしょうか?

まったく安定しないリズムによれよれヘロヘロのギターに、へたくそなボーカル。計算した結果でないことは100%間違いないけれど、このヘタウマなどうしようもない演奏に、なぜか、引き込まれてしまうような魅力がある気がする。何かの奇跡が起きたかのような。

シャッグスは、ベティ・ウィギン・ポーター(Betty Wiggin Porter、ギター)、ドロシー・ウィギン・センプリーニ(Dorothy Wiggin Semprini、ギター、ボーカル)、ヘレン・ウィギン(Helen Wiggin、ドラム)の姉妹バンドで、このデビュー作に続いて1975年に2nd「SHAGG'S OWN THING」もリリースしています。1stはわずか200枚のプレス数だったにもかかわらず、NRBQのテリー・アダムスに見出されたことで再評価され、今日に至っているようです。

現在も世界をまたにかけて活躍する日本のグループ、テニスコーツはむしろ計算した結果でしょうが、ねらい目はこのあたりにあるのかな、と思われるような、よれよれヘロヘロ具合です。案外これがルーツなのかも。

ディスクユニオンではTシャツ、帯等の特典付きで販売されている(Tシャツ付きはすでに売り切れの模様)。

しかし、フランク・ザッパが「ビートルズより重要」と言ったとか言わないとかいう話をもし知らなかったら、カルト作としてマニアに知られた作品の紙ジャケ再発としてディスクユニオンで売られたりしていなかったら、偶然これを純粋に音だけを耳にしたとき私はこれを「良い」と本当に評価できたのか。自信なし・・・。