PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

トータスライブ@ビルボード東京

http://www.billboard-live.com/event_img/main/detail/dtl_07783_1.gif?4ecce4cea8f0f8.15930516
3月に予定されていたものの震災の影響で延期になっていたトータス(Tortoise)のライブですが、11月21日から3日間のスケジュールが再度組まれ、私はビルボード東京での21日の2ndステージを見てまいりました。

実はトータス、それほど良く知ってるわけでもなく、アルバムも2004年の5th「IT'S ALL AROUND YOU」くらいしか聴いてないんですが、2ndステージなら21:30開始で、時間も1.5時間程度、サラリーマンの平日の気晴らしとしてはちょうどいいビルボードでのライブということでビール飲みながら聴いてきた次第。

ステージ前方中央にドラムが向い合せに2セット(内一方にはキーボードも)、中央後方にキーボード(シンセも詳しい人ならすぐわかるんでしょうが詳細不明)、左右にヴァイブラフォーン(片方はマレットシンセ?シンセ・ヴァイブ?何て言うのかもわからない)という楽器も配置も奇抜な感じで、開演前から期待感を高めてくれます。

実際演奏が始ってみると、かなり奇抜なアレンジの曲の割には、頭使わなくても聴ける・聴きやすい音楽になってまして、聴いているだけでも心地よいのですが、曲ごとの(時には曲中での)楽器の持ち替えがめまぐるしくて観てても飽きない感じで良かったです。ツインドラムのシンクロも良いですし、最大3人となるシンセでの演奏もなかなか。音楽そのものは、ポストロックとかシカゴ音響派とかいろいろ呼び方があるらしく、特定のジャンルに収まりきらない音楽性ですが、過去の色んなジャンルを吸収しつつも新しいアイデアを盛り込んでおり、相対的なポジションとしてはプログレプログレと呼ばれ始めたころのものに近いかもしれません。プログレファンにも気に入ってもらえる音楽ではないかと思います。

BILLBORAD LIVE TOKYOのサイトに掲載されているファミリーツリーも結構面白いですね。

<メンバー>
ジョン・マッケンタイア(John McEntire):Drums, Modular Synthesizer, Ring Modulator Guitar, Electric Harpsichord, Keyboards
ダニー・ビットニー(Danny Bitney):Bass, Guitar, Percussion, Vibes, Marimba, Keyboards, Baritone Saxophone
ジェフ・パーカー(Jeff Parker):Guitar, Bass
ダグラス・マッカム(Douglas McCombs):Bass, Bass 6, Guitar, Lap Steel
ジョン・ヘーンドン(John Herndon):Drums, Vibes, Keyboards, Sequencing

www.trts.com|公式サイト


Tortoise - Prepare Your Coffin (Live at Amoeba)