プログレが生まれたのはイギリスで、もちろんイギリスにはすばらしいグループが多いわけですが、イギリス以外では北欧の各国のグループにはとくに良質な作品が多いように思います。スウェーデンのカイパ(KAIPA)やイシルドゥルスバーネ(ISILDURS BANE)、トリビュート(TRIBUTE)、ダイス(DICE)、フィンランドのタブララサ(TABRA RASA)、ノルウェイのルーファス(RUPAHS)などなど。
個人的には、中でもフィンランドのペッカ・ポホヨラ(PEKKA POHJOLA)が好きです。初期の「数学者の空中広告」もよいし、中期の「EVERY MAN」「FLIGHT OF THE ANGEL」、そしてプログレとしてのみならずシリアスミュージックとしての評価も高い「CHANGING WATERS」など、良質な作品を多数生み出しています。
20年前にはじめてペッカを聴いたときには思いもよらなかった来日公演もすでに3度。ぜひまた次の来日公演を期待したいものです。