PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

2008-01-01から1年間の記事一覧

山本道則「微笑」は70年代日本のプログレの名盤!

たまたま安価な中古盤を見つけて購入した山本道則の唯一のアルバム「微笑」にどっぷりはまってしまいました。 1975年リリースのオリジナルはマニアの間では知られた作品らしく高値で取引されていたもようです。2003年にハガクレ・レコードにて初CD化された際…

アトゥ・タカロ2005年のシンフォニックなソロ

2006年の「Dark, Dark, Dark」、2008年の「Protocols Of Dancing」と優れた作品を立て続けにリリースしたアトゥ・タカロ(Arttu Takalo)の2005発表のソロ「neverstopdreaming」。最近の2作品が自身のエレクトリックヴァイブをフィーチャーし、時にスリリン…

ミレイ展Bukamuraで8月に開催

19世紀英国の美術運動ラファエル前派の中心人物でもあるジョン・エヴァレット・ミレイ(John Everett Millais)の回顧展が2008年8月30日から渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されます(現在は北九州市立美術館で開催中)。今から楽しみです。 プログレ…

岸倫仔LINN-TETRA3rd

岸倫仔の前作から3年ぶりとなる3枚目のアルバム「TETRA@PARTY」が7月7日にリリースされました。岸倫仔の作品は曲が良いのでどれも好きですが、今回のアルバムは過去の作品と比べると、よりアグレッシヴでプログレ的な要素も強いような気がします。だからとい…

ROVO / NUOU

ロヴォ(ROVO)の8thアルバム「NUOU」が6月4日にリリースされています。前作「CONDOR」から約1年半ぶりのスタジオアルバムとなりますが、絶好調のROVO節で脳が溶解。所詮メタミュージックとしてしか存在しえないとはわかっていても、表層的でなく直接感性を…

猪野秀史が待望の2ndアルバム

フェンダーローズの魅力を最大限に引き出した傑作「satisfaction」で衝撃的デビューを飾った猪野秀史が待望の2ndアルバム「living message」をリリースしました。ミニアルバム「THE FORCE OF eXOTiC」、ライヴDVD「LIVE SET」を挟んでのリリースなので前作か…

エサゴノ初来日公演@STB139

アルティ・エ・メスティエリ(ARTI E MESTIERI)一派のエサゴノ(ESAGONO)が30年ぶりに再結成し、32年ぶりの2ndアルバムを発売すると当時に、初の日本公演を敢行しました。公演は、六本木STB139で、アルティ・エ・メスティエリのオリジナルメンバーのベッペ…

アトゥ・タカロ新作ソロアルバム

アトゥ・タカロ(Arttu Takalo)の新作ソロアルバム「Protocols Of Dancing」が国内でもリリースされました。昨年発表の2nd「Dark. Dark. Dark.」と同様で、エレクトリックバイブが主役の、洗練された大人のジャズロックとなってます。 前作から1年ほどのイ…

「ピンク・フラミンゴ」がまさかの無修正でDVD化か?

ジョン・ウォーターズ(John Waters)監督の出世作「ピンク・フラミンゴ(Pink Flamingos)」のDVDが5月30日に新装版「ピンク・フラミンゴ<ノーカット特別版DVD BOX>」としてリリースされたのですが、その宣伝コピーが「伝説のカルト作がまさかの無修正&…

レトロモダンフォーク姉妹チャッピン・シスターズ

いまいち洗練されてないデザインのジャケットを店頭で見かけジャケ買いした「Lake Bottom LP」は、ロサンゼルスの3姉妹バンド、チャッピン・シスターズ(CHAPIN SISTERS)の2008年デビュー作。どことなく感じられる素人っぽさや薄暗いイメージから70年代フォ…

移転リニューアル後のPROGBAR

今春、移転・リニューアルしたPROGBARに行ってきました。カウンターだけだった以前と比べると個室までできてずっと大きくなってました(10倍の広さとのこと)。店内には、ドラムセットとキーボード数台がセットしてあり、ライブもできるようです。 ◇PROGBAR …

サイケなフォーク、ナンシー・プリディ1968年アルバム

ナンシー・プリディ(NANCY PRIDDY)が1968年に発表した唯一のアルバム「YOU'VE COME THIS WAY BEFORE」。女性ボーカルものとしての魅力も十分ですが、アコーディオンやヴァイオリンが効果的に使われたアレンジが絶妙のフォークアルバムです。ビアギッテ・ル…

ディスクガイド「エッセンシャル・メロウ・ビーツ」

「メロウ・ビーツ・コンピ」シリーズ等多数のコンピレーションアルバムを手掛け、DJとしても著名な、プロデュースユニット「サバービア・ファクトリー」主宰者、橋本徹によるディスクガイド。本人セレクトの70枚に加え、INO hidefumi、CALM、カルロス・ニー…

タコ大全

タコ(TACO)は今見ても超豪華メンバーが参加する山崎春美のユニットで、80年代日本のインディーズを代表する怪バンド。そのタコの1st&2ndのカップリングで1994年にリリースされたCDが「タコ大全」です。内容は、ノイズ・うめき・パンク・チープなテクノ調…

映画監督・渡辺文樹のニュース

渡辺文樹監督の新作2本が例によってゲリラ公開されているようです。 フミキキター!渡辺文樹監督最新作が上映!|アヌトパンナ・アニルッダ(2008/5/1) 5/26(月) 19:00~『ノモンハン』 5/27(火) 19:00~『天皇伝説』 大人1200円 学生1000円 会場:横浜・神…

D.ロックウッドも参加、仏ジャズファンクの名盤シンセシス

1976年リリースのシンセシス(SYNTHESIS)の同名アルバムで、レアグルーヴの再発専門レーベルVADIM(旧DARE DARE / PULP FLAVOR)からの再発ということで、勝手にもう少しひねりの効いたタイプかと思ってましたが、正々堂々の正統派ジャズファンクの名盤です…

ブレインチケット3rdが脳にじわじわ浸透中

ブレインチケット(Brainticket)の「Celestial Ocean」が3月に何度目かの出直しでCD化されました(バッジ付き)。グループはジョエル・ファンドルーゲンブロイク(Joel Vandroogenbroeck)の個人ユニットみたいなもののようで、本作は72年にリリースした3rd…

ネルソン・スーパー・プロジェクトが10月に2ndアルバム発表

ネルソン・スーパー・プロジェクト(Nelson Super Project)が、いよいよ2ndアルバムリリースを正式発表!! 竹内まりやの30周年記念との関連か、それとも昨年末の5年ぶりとなる「プチネル」ライヴが契機かどうか知りませんが、7年ぶりのアルバム発表が決まっ…

スペインアングラプログレ、フランクリン未発音源

60年代末期からスペインアンダーグラウンドシーンで活動していたプログレ(サイケっぽいが)バンド、フランクリン(FRANKLIN)のシングル+未発表音源集が「DISCOGRAFIA COMPLETA Y RAREZAS」としてCD 化されました。カナリオスやヘルダーリンのメンバーが在…

INO hidefumiの07年ライヴがDVD化

INO hidefumi(猪野秀史)が2007年3月にリキッドルームで行ったライヴがようやくDVDになりました。完全収録でないのは残念ではありますが、ライヴの熱気そのままに、INO hidefumiの華麗なエレピが炸裂してます。メロウネス!! INO hidefumiオフィシャルブログ…

フリー・ポップ・エレクトロニック・コンセプト再発

タワーレコード新宿店で怪しげなジャケットに惹かれて購入したフリー・ポップ・エレクトロニック・コンセプト(THE FREE POP ELECTRONIC CONCEPT)というアーティストのアルバム「A NEW EXCITING EXPERIENCE」。60年代の珍盤で、再発元レーベルは、レアグル…

80年代チリのフルート入りジャズロックバンド、Bandhada

チリで活動していたジャズロックバンドBandhadaの唯一のアルバム。新作と思ってよく調べもせずに聴いていて、シンセの音とかチープ(いい感じの音なんですが)で80年代ぽいなあ、などと馬鹿なこと思ってたのですが1984年リリースなんでした・・・。発売レー…

渚にてが6月20日に新作発表

「渚にて」が2004年以来となるアルバム「よすが」を6月20日にリリースするようです。山田隆司(ベース)、吉田正幸(キーボード)、頭士奈生樹(ギター)らが参加。「ユニット史上最高にメロウで泣かせるアルバム」との評もあり、いまから楽しみであります。…

仏叙情プログレの名作ペンタクル唯一作

フランスの叙情派プログレの名作として知られるペンタクル(PENTACLE)の唯一のアルバム「La Clef Des Songes」(1975年リリース)。 私がプログレを聴きはじめた80年代半ばころは、今ほどプログレ作品の入手が容易ではなく、専門店に行っても「名盤」のオリ…

ジャパニーズブラスロックバンド、スペクトラムのベスト盤

トランペット奏者の新田一郎率いるスペクトラム(SPECTRUM)は、1979年にデビューし、活動期間は2年余りと短命ではありますが、ライブ盤含め6枚のアルバムを残し、CMタイアップなどもあって、商業的にも一定の成功を納めたといえるグループです。それだけメ…

フラワー・トラヴェリン・バンド、再結成ライブ&新アルバムも

フラワー・トラヴェリン・バンドの3作が紙ジャケで再発売されました。昨年末に35年ぶりの再始動が発表され、フジロックフェスティバルへの出演が決まっているほか、新作アルバムも予定されているもよう。紙ジャケも一連の動きのひとつ。 1971年の2ndアルバム…

シュルレアリスム写真展「痙攣する美」

東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス)で開催中の写真展「シュルレアリスムと写真 痙攣する美」を見てきました。マン・レイの人を食ったような作品「解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の偶然の出会いのように美しい」や、ハンス・ベルメールの不気味なマネキ…

甘いギターインスト、キャサリン・デルガディーヨ1st

フランスのギタリスト、キャサリン・デルガディーヨ(Catherine Delgadillo)の2007年リリースのデビューアルバム「Paradise Swamp」が、心地よいです。ワールドディスクの評で「初期のジャン・パスカル・ボフォとスティーヴ・モーズの中間を行くようなイメ…

新田一郎・難波弘之の「ダロス」サントラはプログレの名作

オリジナルアニメ「ダロス」(監督は押井守)のサントラは、スペクトラム(SPECTRUM)の新田一郎とセンス・オヴ・ワンダー(Sense Of Wonder)の難波弘之の共作なのですが、これがプログレとして名作という話。2人とも数多くのアニメサントラやイメージアル…

エレクトロ・キーボード・オーケストラ

8人のキーボード奏者が繰り広げる驚愕のシンフォニー、エレクトロ・キーボード・オーケストラの唯一作。オリジナルは1975年リリース、2003年にソリッドより渋谷ジャズ維新の1枚としてCD化されています。メンバーは、佐藤允彦、八木正生、鈴木宏昌、大野雄二…