音楽:レビュー(プログレ以外)
ライブハウスにはときどき行きますが、クラブとなると正直あまり縁がありません・・・。が、クラブミュージックはなぜか好きでして、たまたま聴いたS-TONE inc.がなかなか良かったので、リリース元のschemaレーベルのコンピを入手。須永辰緒がリミックスを手…
イタリアのクラブジャズ専門レーベル、スケーマ(schema)から昨年リリースされたストーンインク(S-TONE inc.)の作品。エレクトロニカ・ハウスなどのクラブミュージックと、ジャズ・ブラジリアンミュージックが溶け合ったおっしゃれーな曲ばっか入ってます…
オリジナル盤の市場価格は6桁とも言われ、「ムジカ・ロコムンド」でヨーロッパ産ブラジリアンサウンドの最高傑作とされているル・マスク(LES MASQUES)の「BRASILIAN SOUND」。あまり詳しくないので、この作品の特異性とかがわかりませんが、男女のコーラス…
昨年4月に出るはずだった本田美奈子の20周年記念盤としてレコーディングされた何曲かに、最近のアルバムの未発表テイクを加えて、まさしく本田美奈子追悼盤の名にふさわしいアルバム「心をこめて・・・」が発売されました。 基本はここ数年のクラシックテイ…
B級プログレとしてプログレファンからは相手にされなかったものの、90年代にレアグルーヴとして突如注目を集めたコルテックス(CORTEX)を再発売したのがフランスのPULPFLAVOR傘下のDAREDAREであります。そのDAREDARE、コルテックス以外にもなかなか渋い作品…
どういうわけかインドネシアのポップスがいいのです。ちょっとチープなところもありますが、甘く熱いところが、イタリア、スペインのポップスなんかにも通じるところがあるのでしょうかね。 Titi DJはソロデビューからでも20年以上の活動歴を誇るベテランシ…
先日、用もなく某輸入盤店をふらふらしていたら、フェイレイのトークイベント&サイン会をやってまして、予約して発売日に買った私としてはさすがにもう一枚買う気はせず、悔し涙を飲んだわけですが、しかししばらく会場に留まってボーっと眺めておりました…
ハードロック・ヘヴィメタル専門誌の「バーン(BURRN!)」で山崎尚洋氏が連載しているコラム「ユーロ・ロック幻想」に紹介されていたポップスバンド、ビーグルハット(BEAGLE HAT)の新作「Magical Hat」を聴いてみました。このコラムは、メタル専門誌の読者…
12月7日にシュガーベイブ「ソングス」30周年記念盤SUGAR BABE/SONGS 30th Anniversary Editionが発売されました。オリジナルリリースは1975年。1986年に一度CD化されましたが、あまり流通しておらず、このCDは久しく希少盤として高値で取引されていたもので…
レインボー、イングヴェイ、ドリームシアターもかな、様式美メタルといわれる海外の有名バンドも多数いて、日本のグループも多かれ少なかれそれらの影響を受けているのは間違いないと思うのですが、オリジナルとはどうもちょっと違う。私は海外のオリジナル…
タワーレコードのフリー誌「bounce」12月号のインタビュー記事で、ダークネス(THE DARKNESS)のボーカル、ジャスティン・ホーキンスが面白いことを言っています。 「コールドプレイが3枚も同じようなアルバムを作ったいま、彼らのファンだっていい加減ウン…
台湾のアイドル孫燕姿(スン・イェンツー)の9枚目のアルバム「完全的一天」が10月に出ていたようです。 2001年に出た3rd「風箏」を聴いて以来のファンですが、すでにそのときから楽曲、歌唱力とも単なるアイドルのレベルをはるかに超えていて、良質な女性ボ…
インドネシアには行ったことがありませんが、なぜかインドネシアの音楽は結構好きで、いつのまにやらCDも数十枚集まってしまいました。もともとは、クリシェ(CHRISYE)やデワ(DEWA)などのプログレを聴いていたのですが、インドネシアはポップスもかなり響…
スウィング・アウト・シスター(Swing Out Sister)がライブアルバム「LIVE」なんてのを8月に出していました。なんかジャケットデザインといい、インナーといい、チープなつくりでまるで海賊盤みたい。ここ数年は良くも悪くも円熟の領域で、ライブの質も高い…
9月21日発売のティンガーラ(TINGARA)6枚目のアルバム「風の旋律」をようやく聴きました。 私はCDなど音楽ソフトを千数百枚持っているのですが、実は現在CDプレーヤーなどは持っておらず、音楽ソフトはすべて携帯用メモリープレーヤーで聴いております。物…
タスマニアのマルチプレーヤー(というか単に宅録マニア?)アンソニー・ロチェスター(ANTHONY ROCHESTER)が、デビュー以来4年ぶりとなる2nd「MUSIC FOR LIBRARIANS」を発表しました。前作同様、心安らぐさわやかなエレポップになっています。タスマニアの…
シガー・ロス(Sigur Ros)4作目「Takk」。前作に続いて深く冷たい海を思わせる荘厳な響きを聴かせてくれます。深みというが凄みさえ感じる仕上がりです。とくに7曲目Milanoなどは、海底深くから海面(夜しかも月夜)に突き抜けるような感涙の名曲で、このア…
ボーカリストでフィドル奏者のアリソン・クラウス(Alison Krauss)の一連の作品が女性ボーカルファン必聴となっております。 ブルーグラスというとなんだか、陽気なカントリーミュージックを勝手に想像してしまうのですが、フォークもカントリーもブルーグ…
スペインではかなりの人気のあるらしいグループ、ラ・オレハ・デ・ヴァン・ゴッホ(LA OREJA DE VAN GOGH=ゴッホの耳)、親しみやすいメロディと女性ボーカルのグループということで、なんとなくメカーノ(MECANO)を連想しますが、どうなんでしょう、実際…
80年代に日本でも人気を博したスペインのアイドルグループ、メカーノ(MECANO)のちょっとロリ声のボーカリスト、アナ・トローハ(ANA TORROJA)ですが、現在もソロ活動中でして、バンド時代にも勝るとも劣らぬ作品を発表し続けています。メカーノのピコピコ…
1996年デビュー(活動開始は1992年)のフランスのギターポップバンド、オトゥール・ドゥ・リュシー(AUTOUR DE LUCIE)がなかなかよい感じです。ゴシック色も感じさせるニューウェイヴサウンドで、フランス語のボーカルがますますけだるさを感じさせます。フ…
足立祐二(YOU)が十数年ぶりに2ndとなるソロアルバム「You's Alien」を発表しました。DEAD END時代からの盟友湊雅史がドラムで全面的に参加しているほか、元TERRA ROSAで最近もJIL'S PROJECTで共演している岡垣正志がキーボードをプレイしています。 TERRA …
ほぼリアルタイムで聞いてきて、既発のベストCDも持ってはいたのですが、改めて今回の「空手バカボン ナゴムコレクション」を聞くと、空手バカボンの凄さを感じてしまいます。チープな宅録トラックをバックに意味不明な詞の歌というか奇声・・・。しかしこの…
私は全面的に買っている再結成スターレス(Starless)のボーカル荒木真為ですが、本業はメタルバンドジークフリード(Siegfried)のボーカルでして、2002年発表のアルバム「Remains」を聴いてみました。まあ、そりゃスターレスではないのでスターレスではな…
FAYRAY COVERS Live House Tour 2005の東京公演が8月12日に渋谷のライブハウスSHIBUYA AXで開催されましたのででかけてまいりました。もともと好きだったフェイレイ(Fayray)ですが、今回は6月に発表したカバー曲だけを集めたアルバム「COVERS」中心のライ…
JR東日本の大人の休日のCM(吉永小百合が出演してます)で気になっている人も多いのではないでしょうか? ヴァージニア・アストレー(Virginia Astley)などにも通じるしっとりとした女性ボーカルの曲です。 歌っているのはケイト・セント・ジョン(Kate St.…
2002年にアルバムを発表しその後ツアーも行ったスーパーグループ、ネルソン・スーパー・プロジェクト。もともと山下達郎のツアーメンバーが一時的に集まって作ったグループで、パーマネントな活動は予定されていなかったのでしょうが、いまのところ唯一の作…
ギタリスト鈴木賢司の「輝ける7つの海をこえて」という曲が好きです。もう20年前の曲なのですが、タイトルどおり大海原を眼下に雲ひとつない青空の中を突き進んでゆくような、まさに胸がすくような名曲です。フュージョン、ハードロック、プログレッシヴロッ…
田中理恵といえばガンダムSEEDのラクス・クラインなどで有名な声優ですが、シンガーとしてなかなかな作品を発表していると思います。 「24 wishes」しか聴いてないのですが、曲のバリエーションも、パフォーマンスのバリエーションも豊富で、彼女の多彩な魅…
元デッドエンド(Dead End)のボーカリスト、モーリー(MORRIE)のソロ作品のベスト「Ectoplasm」が5月に発売になっていたようですね。私は今でもDEAD ENDのベストはインディーズ時代の「DEAD LINE」だと思ってますが、「GOHST OF ROMACE」「SHANBARA」「ZER…