2006-01-01から1年間の記事一覧
チャーリー・ガルシア(Charly Garcia)は、リト・ヴイターレと並んでアルゼンチンを代表するプログレ系アーティスト。70年代からスィ・ヘネリス(Sui Generis)、ラ・マキナ(La Maquina)、Porsuigieco(読めない)、セル・ヒラン(Seru Giran)などの重要…
石井聰亙の最新作(といっても2005年発表)が、監督のみならず自ら脚本、編集を手がけた「鏡心」。 生き方に思い悩む女優が臨死体験によって新たな自分に気づくというストーリーそのものはなんということはないですが、心の中にするりと入り込むような、「感…
5/20に浅草のアサヒ・アートスクエアで行われたKBBのライヴに行ってまいりました。 開場前は大雨が降って大変なことになっていたのですが、整理券を配布してくれたので、雨の中を並ばずに済みました。少し時間ができたので、会場前のパブでビールを呑んだく…
「爆裂都市」「逆噴射家族」などの名作がある石井聰亙のデビュー作は「高校大パニック」(1976年)という8mm映画なのですが、これを1978年に35mmでリメイクした「高校大パニック」の音楽がなんとスペースサーカスなのでした。 曲はぶんぶんうなるベースとス…
スペースサーカス(Space Circus)の1st「ファンキーキャラバン(Funky Caravan」)がついに初CD化!! 1991年にMADE IN JAPANからCDで再発売されたもののそのCDも激レア盤となっている2nd「ファンタスティックアライヴァル(Fantastic Arrival)」も合わせてC…
ジャン・パスカル・ボフォ(Jean Pascal Boffo)は、2004年に8枚目のアルバムを出して以来ソロでの活動が伝わってきませんが(バンド KIROBO=未聴で2005年にアルバムリリースか)、1980年代から現在までコンスタントに活動を続けるフランスを代表するプログ…
プログレッシヴ・ハウスとか、ユーロ・トランスとか、用語だけ見るとなんか関係ありそうで、でも実際にはなさげなプログレッシヴロックとクラブミュージック(プログレッシヴ・ハウスは言うまでもなくプログレッシヴ・ロックみたいなハウスではないので、メ…
最近一部のテレビ番組で人気(?)急上昇の掟ポルシェの本業の方(??)のロマンポルシェ。がセレクトした80年代ニューウェーブのオムニバス盤が結構渋いです。邦楽編しか聴いていませんが、80年代インディーズ中心に、立花ハジメやサロンミュージックなどの…
北欧にも良いグループが多数いますが、スウェーデンのトリビュート(TRIBUTE)もそんなグループのひとつ。1st~3rdもマイクオールドフィールドにも通じるメロディアスで親しみやすいインスト作品ですが、1990年発表の4th「Terra Incognita」はそれまでの作品…
ライブハウスにはときどき行きますが、クラブとなると正直あまり縁がありません・・・。が、クラブミュージックはなぜか好きでして、たまたま聴いたS-TONE inc.がなかなか良かったので、リリース元のschemaレーベルのコンピを入手。須永辰緒がリミックスを手…
イタリアのクラブジャズ専門レーベル、スケーマ(schema)から昨年リリースされたストーンインク(S-TONE inc.)の作品。エレクトロニカ・ハウスなどのクラブミュージックと、ジャズ・ブラジリアンミュージックが溶け合ったおっしゃれーな曲ばっか入ってます…
デヴィッド・サンシャス(David Sancious)のソロアルバム(David Sancious and Tone名義)第2作「Transformation」が、ハイテクニックのスピード感あふれるジャズロックの名盤としてオススメです。リターン・トゥ・フォーエヴァーやマハヴィシュヌ・オーケ…
オリジナル盤の市場価格は6桁とも言われ、「ムジカ・ロコムンド」でヨーロッパ産ブラジリアンサウンドの最高傑作とされているル・マスク(LES MASQUES)の「BRASILIAN SOUND」。あまり詳しくないので、この作品の特異性とかがわかりませんが、男女のコーラス…
アンソニー・フィリップス(ANTHONY PHILIPS)というとソロアルバムだけでも30枚近くになるんではないかと思われ、全部を聴いているわけでもないのですが(とくに最近のものはほとんど聴いていない)、まあ代表作をあげろといわれると、1stソロアルバム「ザ…
もっとも好きなバンドは?と言われてひとつには絞れないんですが、ヴァーミリオン・サンズ(Vermilion Sands)は候補の一つ。発表したアルバムはわずか1枚で、2004年8月にボーカルの蝋山陽子が亡くなって新作の夢かなわず・・・。 が、なんと新作じゃないで…
昨年4月に出るはずだった本田美奈子の20周年記念盤としてレコーディングされた何曲かに、最近のアルバムの未発表テイクを加えて、まさしく本田美奈子追悼盤の名にふさわしいアルバム「心をこめて・・・」が発売されました。 基本はここ数年のクラシックテイ…
今回再発売されたわけではないですが、アウターリミッツ「インディーズコレクション」もついでに紹介。 収録曲はすべてこのたび紙ジャケ・リマスターで再発売されたものに含まれていますので、今となっては内容にまったく価値がありません。ただ、これが出た…
全盛期の1987年にはなんとFMでライヴがオンエアされるほどの人気だったのか、とこれも驚きを禁じ得ませんが(もっともいまはプログレのライヴがネットで見られる時代になったからね)、そういえば当事NHK FM浦和はどういうわけかプログレの専門番組を持って…
エジソンが演歌に強いクラウンと組んで作ったロック専門レーベル、VICEからのメジャーデビュー作として1987年にリリースされたのが12インチシングル「マリオネッツラメント」。メジャーデビューと言ってもその後メジャーレーベルから作品がリリースされるこ…
メイド・イン・ジャパンがエジソン傘下で日本のプログレ専門レーベルとして本格的に始動する数年前に、同レーベル1号としてリリースされた観世音とのLP「メイド・イン・ジャパン」のアウターリミッツのパートに収録されたのが「ペールブルーの情景」です。今…
アウターリミッツは曲はどれも高い完成度を誇っていますが、アルバムとしての完成度という意味ではオリジナルアルバム3枚中でもっとも高いのが、1987年発表の2nd「少年の不思議な角笛」でしょう。ドラムの桜井信行が創作したオリジナルストーリーに基づくト…
めでたく紙ジャケ・リマスターで再発されたアウターリミッツ5作をじっくり聴きなおしています。まずはデビュー作となった「ミスティムーン」。 これ今回のライナーノーツにも書かれていますが、1985年に発売された際に、初回プレスの1000枚が即日完売し、当…
B級プログレとしてプログレファンからは相手にされなかったものの、90年代にレアグルーヴとして突如注目を集めたコルテックス(CORTEX)を再発売したのがフランスのPULPFLAVOR傘下のDAREDAREであります。そのDAREDARE、コルテックス以外にもなかなか渋い作品…
ソニーのJAZZ MASTERPIECE 1500シリーズでマハヴィシュヌオーケストラ(Mahavishnu Orchestra)の1st「内に秘めた炎(The Inner Mounting Flame)」が発売されています。1500円とお買得でしたので新譜で購入いたしました。 このバンド、まあ最高傑作は「火の…
ついにアウターリミッツの紙ジャケリマスター再発盤が発売になりました。5枚セット購入するとライヴDVD「Chronicle 1987」がもらえるということで、CDはすべて持っているのですがセットで購入してしまいました。 DVDに収録されているのはは1987年1月11日の横…
コナミのゲーム、ビーマニシリーズの「GUITARFREAKS」「DRUMMANIA」(ふたつ合わせてギタドラともいうらしい)の音楽は、音楽だけを収録したCDが何枚も発売されるほどの人気のようです。残念ながらゲームもやったことがないし、その音楽も聴いたことがないの…
ケストレルといえば言うまでもなくプログレとしてというよりメロトロンをふんだんに使ったひねくれポップスの代表格と私が勝手に思っている英国のバンドです。ケストレルはアルバムをわずか1枚発表しただけで解散しているのですが、それはリーダーのデイヴ・…
アイルランド出身のプログレバンド、フループ(FRUUPP)の4thアルバム「当世仮面舞踏会」がリマスター紙ジャケで再発(以前にも一度出ている)。 初期の素朴な感じもいいのでフループは全作品愛聴盤なんですが、イアン・マクドナルド(IAN MACDONALD)のプロ…
Gacktバンドのバンマスとして、音楽学校の校長としての顔をもつ塚本周成ですが、やはりプログレファンにとってはアウターリミッツでしょう(ヴィエナという人もいるかもしれないが・・・)。25日に旧作が一斉にリマスター再発されるのに続き、秋発表に向け新…
チリのプログレバンドERGO SUMが2000年に発表した2ndアルバム「MIXOLIDIO」。前半がスタジオ収録曲、後半がライブという変則的な内容で、しかもスタジオとライブで若干曲の傾向が異なるのでややこしい。アルバム全体としてはちょっと散漫な印象だけれど、ス…