#音楽レビュー
ハイチ出身でカナダのモントリオールを中心に活動しているジャズピアニスト、アンリ・ピエール・ノエルが1979年にプライベートレーベルからリリースしたデビュー作「PIANO」が2012年にオリジナル・テープからのデジタルリマスタリングにて英レーベルWah Wah …
先日メタル好きによるメタルカラオケ大会に参加してきたのですが、必ずしもメタル好きとは言えない私はアウェイで、かつ数少ない聴くのが好きなメタルでもカラオケでは全く歌えない、ということが今更のように判明しまして、歌えるメタルの1曲や2曲マスター…
ドイツのメタルフュージョンバンド「7for4」の初来日公演が2013年2月23日(土)、24日(日)に秋葉原のライブハウスクラブグッドマンにて行われました。初日23日が是巨人、2日目24日がKBBと、国内最強のプログレバンドがオープニングアクト。どっちに行くか…
デッド・カン・ダンスの日本公演2日目(2013/2/14)を渋谷クアトロで観てまいりました。約2時間、3度のアンコールにこたえて新作アルバム「Anastasis」収録曲全曲を含む19曲を披露。古楽や民族音楽とアンビエントな現代的感覚が同居し、荘厳さを醸し出す宗教…
2013年2月4日、ズレトブスコ(Zletovsko)が1stアルバム発売を記念したライブを吉祥寺シルバーエレファントで行いました。ズレトブスコは堀越功(Key)、桑原重和(Bass)、吉田達也(Drums)、伏見蛍(Guitar)からなる熱血爆裂プログレバンド。 桑原重和と…
リリースが2012年の夏なのですでにずいぶんと時間が経っていますが、来日公演も近いということと、なんせ非常に水準が高い傑作なもので、デッド・カン・ダンス(DEAD CAN DANCE)が実に16年ぶりにリリースした新作アルバム「Anastasis」について書いてみたい…
キーボードの堀越功と、高円寺百景のメンバーで、惜しくも昨年解散してしまった暗黒変拍子プログレバンド、ポチャカイテマルコのベーシスト桑原重和が、10年以上前から活動してきたバンド、ズレトブスコ(ZLETOVSKO)が、ギターに伏見蛍、ドラムに高円寺百景…
キース・レルフとジム・マッカーティがオリジナル・ルネッサンスでの活動停止後の1970年9月に映像作品のサウンドトラックとして制作した音源が限定300枚のCD「Schizom」としてリリースされていました。 Keith Relf and Jim McCarty - Schizom Easy Action Re…
ロビン・ガスリー・トリオの来日公演が2013年1月16日、17日に各日2公演ずつビルボードライブ東京で開催され、16日の2ndステージに出かけてきたので記録がてら。 ロビン・ガスリー(ROBIN GUTHRIE)は元コクトー・ツインズのギタリスト。コクトーツインズとい…
2013年1月11日~12日の「ヨーロピアン・ロック・フェス2013」については今さらの出遅れ感が強いですが、自分のための記録として書き残しておきたいと思います。 日本にいながらにして、2日で4組のスウェーデンのプログレバンドのライブを見られるなんて、本…
日が変わりましたので昨夜になりますが、2013年1月15日、代官山UNITにてものすごいライブを見てまいりました。「ROVO NEW YEAR LIVE "CONDOR 2013" at 代官山UNIT」と題するROVO(ロヴォ)の2013年1発目のライブ。2006年発表のアルバム「CONDOR」(収録曲は…
ストレンジ・デイズ・マスターピース100シリーズ「70年代日本のロック100」で70年代の日本を代表するロック(プログレという狭い範疇でなく)の1枚として選出されたムーンダンサー(MOON DANCER)の唯一のアルバム「ムーンダンサー」。 後にVOW WOWなどで活…
KENSOのボックスセット「KENSO COMPLETE BOX」をリーダー清水義央氏が自ら売る会が12/30(日)11:30よりプログレの殿堂、吉祥寺・シルバーエレファントにて開催されました。他では聞けない音源、今後も見られないであろう小口健一のドラムによるライブ、来場…
2012年も大物プログレバンドが多数来日公演を行った1年でした。ユニヴェル・ゼロ、イエス、イ・プー、ニュートロルスUT、レ・オルメ、ロカンダ・デッレ・ファテ、UK、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター、バークレイ・ジェイムズ・ハーヴェスト、ゴブリン…
ザバダックのアルファムーン時代のアルバム4枚+シングル曲などを集めたレアトラックス集1枚の計5枚のCDがボックスセットとして2012年12月12日にリリースされました。1985年結成(アルバムデビューは翌86年)以来、多数の名盤を世に出してきたザバダックです…
ヤードバーズの1967年発表のスタジオアルバム「Little Games」にアウトテイクや未発表曲などを合わせて収録して1992年にリリースされた2枚組CD「Little Games Sessions & More」に、トゥゲザー(キース・レルフ+ジム・マッカーティ)の未発表音源が収録され…
ジェーン・レルフらが在籍していたのちにイリュージョンになる方のルネッサンスの未発表ライブ「Past Orbits of Dust : Live 1969/1970」がリリースされました。初期ルネッサンスは、LP時代のブートレッグとしてもあまりライブ盤がなく、CDでも長いことFillm…
世界初CD化というローリー・ハロウェイ「Cumulus」。「”エレピ天国”が展開されている、まさに、英国産メロウ・ジャズグルーヴの最高峰」といった惹句に見事に釣られて注文してみました。作品はおろかアーティストも初めて耳にするものでしたし、実際に音を聴…
2012年11月14日に開催された、上原ひろみThe Trio Project(ベース:アンソニー・ジャクソン、ドラム:サイモン・フィリップス)の日本ツアー初日公演@赤坂BLITZに行ってきました。 もともと15日の新潟公演から始まるはずだったツアーですが、東京公演(国…
ケイト・ブッシュ唯一のツアー映像のようやくのDVD化、まずはめでたし。今ではYOUTUBEでお馴染みお映像ばかりですが、テレビで気軽にみられるDVDがオフィシャルで出たのはうれしい限りです。もっとも今回のためにリマスタリングなどが行われた形跡はなく、手…
アイヴォール(Eivor、アイヴォール・パルスドッティル)が2012年8月にリリースしたニューアルバム「Room」の出来が素晴らしいです! 私が聴いた今年リリースされた作品中ではこれまでのところ圧倒的ナンバーワン。 プログレそのものではないですが、美声だ…
2012/6/20にリリースされたモルゴーア・クァルテット「21世紀の精神正常者たち」がすごいです。ジャケットもすごいですが(メンバー4人の顔写真のパーツを合成したものだそう)、すごいのはジャケットだけではありません。 なんと、「21世紀のスキッツォイド…
名盤スタジオアルバム「DANGER MONEY」、日本公演を収録したライブアルバム「NIGHT AFTER NIGHT」を残した第2期UK。まさしく当時と同じメンバーである、エディ・ジョブソン、ジョン・ウェットン、テリー・ボジオの3人が33年ぶりにUKとして同じステージで演奏…
いやー凄かったです。ユニヴェルゼロとかロカンダデッレファテとか、憧れのバンドの恋い焦がれたライブを今年いくつも見ましたが、それらが霞む位に。 すでにぎっしりのステージ前のフロアに陣取って待つこと1時間あまり。菊地成孔のDJが期待感を高めてまし…
まだまだめげずに31位~40位! 1~10位|11位~20位|21位~30位|41位~50位 ・蝸牛の神託 蝸牛のゴタク 【お楽しみ】勝手に選ぶプログレ30選 前編|後編|逸脱編 ・TenForward Music Blog 勝手に選ぶプログレ50選 西欧編|北欧・東欧編|アジア・北米・中…
「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 春の陣2012:ロマンの誕生」の3日目に行ってきました。4月27日から始まったフェスの最終日で、27日ニュートロルス/イ・プー、28日レ・オルメ/イ・プーに続き29日はロカンダ・デッレ・ファテ/イ・プ…
私の好きなアルゼンチンの女性歌手シルヴィーナ・ガレー(Silvina Garre)の新作「Trovas Rosarinas」がリリースされました。 私が最初に出会った作品、1995年の8th「Nuestro lenguaje sagrado」が感動的な名作だったので、新作を心待ちにしていたのですが、…
いよいよ今週、9年ぶりとなる来日公演を東京と大阪で行うイエスが2011年にリリースした「Fly From Here」を遅まきながら聴きました。イエスのように長い歴史と多くのメンバーの入れ替えがあると、メンバー構成が作品の理解の上で欠かせないわけですが、今回…
セレンディピティとは「ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力のこと(wikipedia)」だそうですが、自分にもそんな能力があったのかと思わせてくれる時が、年に何度かあります。今回のHEAVEN & EARTH「REFUGE」がまさにそうで、過去にも紙ジ…
4月のイアリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティバルでの初来日公演が決まっているロカンダ・デッレ・ファテがなんと新作「The Missing Fireflies」を発表しました。内容は、旧曲を現メンバーでレコーディングしなおしたものと、77年のライブが中心で…